【最上町】奥の細道歩き芭蕉弁当味わう「山刀伐峠トレッキング&コーヒーブレイク・秋」ツアー
今回は最上町観光協会さんが協賛企画・トランスオーシャンツーリストさんが旅行企画・実施されるツアー「山刀伐峠トレッキング&コーヒーブレイク・秋」に参加しました。
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新庄駅東口~山刀伐峠入口(最上町口)へ
8時30分頃、集合場所の新庄駅東口よりバスに乗車。途中の瀬見温泉駅前で1名乗車されます。コンビニでトイレ休憩後、赤倉温泉の横を通って、山刀伐峠入口(最上町口)に9時30分頃到着しました。
山刀伐峠入口(最上町口)から山頂付近へ
バスを降りて歩く前に準備運動をして出発しました。
峠の形状が山で作業する際に被った「なたぎり」という冠り物に似ていることからこう呼ばれるようになったと言われる「山刀伐峠」
松尾芭蕉と河合曾良は元禄二年(1689年)旧暦5月17日に封人の家(旧有路家住宅)を出発、山刀伐峠を越えて尾花沢へ向かいました。また作家・森村誠一氏が選定した「名蕉地百選」にも山刀伐峠は選ばれたそうです。現在山頂へ向かう道は、舗装された旧道(車道)と歴史の道(遊歩道)があります。今回は通称二十七曲がりと呼ばれる山道がある旧道を歩きました。
ブナの原生林を歩いて約30分で山頂駐車場に到着。ここで少し休憩しました。
トレッキングを再開してすぐ、パンフレット等でよく使われる山刀伐峠の撮影ポイントを通過。
少し開けた場所に出てきました。晴れて視界がいい日は月山を見ることができるそうですが、この日はあいにくの空模様で残念。この辺りが最上町と尾花沢市の境目になるようです。当初の予定ではここでコーヒーブレイクだったようですが、生憎の空模様の為に今回は下山後にいただくことになりました。
子宝地蔵
お参りして温泉に入ると子宝に恵まれると言われている「子宝地蔵(山刀伐峠地蔵尊)」
毎年春(6月24日)・秋(10月24日)には、山刀伐峠地蔵尊例祭が催されるそうです。
子持ち杉
顕彰碑
加藤楸邨揮毫の「奥の細道 山刀伐峠の文」が刻まれた顕彰碑。
山頂付近から山刀伐峠入口(尾花沢市口)へ
尾花沢側を歩く下りは、杉林の中へ。
途中かって茶屋があった場所のそばを通りました。かって集落があった「大平集落跡」今は棚田にその面影を見ることができます。
11時30分頃、尾花沢側のゴール・駐車場に到着しました。
ここからバスに乗って、最上町へ戻ります。
芭蕉弁当
お昼は「まじゃれ茶や」さんで「おくのほそ道 芭蕉弁当」をいただきました。
お品書きで一品一品確かめながら、箸を進めます。
笹の葉に包まれているのは、にぎりめし。煮しめに昆布巻きニシン、山菜の煮物、だし巻き卵、バター餅。どれも美味しくゆったり味わいました。
トレッキングの後に食べる弁当を開発したいと、最上町にある「たらふく工房満沢」さんと赤倉温泉旅館部会さんが連携して誕生した芭蕉弁当。地産地消と自然環境を守るエコにこだわり、再利用できる容器やパッケージを採用する等ごみを減らす取り組みをされています。
赤倉ゆけむり館
食後は「まじゃれ茶や」さんのすぐ近くにある日帰り入浴施設「おくのほそ道 赤倉ゆけむり館」で温泉タイム。熱めの湯にしっかり浸かって、身体の中から疲れをとることができました。
帰りは「川の駅 ヤナ茶屋もがみ」さんでのお買い物休憩を経て、新庄駅東口まで送っていただきました。
お土産
竹で作られたタンブラーやコーヒーバッグ、ブラウニーをいただきました。
ツアーを終えて
今回参加した「山刀伐峠トレッキング&コーヒーブレイク」は春と秋の2回開催されているようです。次回は晴れた日に歩きたいなと思いながら、家路につきました。