【おこもり東京】「茶ノ木」をめぐる街歩き 茶ノ木神社と茶ノ木稲荷神社
今回は「茶ノ木」がつく2つの神社をめぐる街歩きに出かけます。きっかけは単純。「東京 お茶 神社」とキーワード検索をした際、中央区人形町にある「茶ノ木神社」と新宿区市谷にある「茶ノ木稲荷神社」を知ったこと。お茶をめぐる何か出会いがありそうな予感がして出かけました。なお街歩きの移動には「都営まるごときっぷ」を使用します。
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秋葉原から茶ノ木神社へ
まず最初に向かったのが、茶ノ木神社。宿泊していた「ノーガホテル秋葉原東京」さんから秋葉原駅へ向かい、都営バス秋26系統葛西駅前行きに乗車しました。浜町中の橋バス停で下車した後、新大橋通りを歩きます。
水天宮交差点からひとつ先の路地を右へ入ると、「茶ノ木神社」に到着しました。
茶ノ木神社を歩く
茶ノ木神社の御祭神は、稲をはじめ穀物をつかさどる神様として知られる、倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ)。この場所には、下総国佐倉藩の藩主で徳川幕府の要職を代々務めた、掘田家の中屋敷がありました。
その敷地内で守護神として祀られていた神社の周囲に茶の木が植えられていたこと、またこの中屋敷や周辺で火災が起こらなかったことから、この神様は「お茶の木様」の愛称で呼ばれるようになり、それが現在の茶ノ木神社の名に繋がっているそうです。大火災が度々発生した江戸時代において、「お茶の木様」が街を守ったんですね。
茶ノ木神社の基本情報
住所:東京都中央区日本橋人形町1丁目12−11
茶ノ木神社から茶ノ木稲荷神社へ
茶ノ木神社から浜町駅まで歩き、都営地下鉄新宿線に乗車。市ヶ谷駅で下車後、4番出口から地上へ上がります。靖国通りを新宿方面へ向かって歩き、市谷見附の交差点で横断歩道を渡ります。
次の路地を右へ入ると、目に前に石段と鳥居が見えてきました。
茶ノ木稲荷神社を歩く
茶ノ木稲荷神社の御祭神は稲荷大神。
「茶」にまつわるお話は、稲荷大神の「使わしめ」とされる白狐が茶の木で目をついて以来、正月三が日はお茶を飲まない習慣ができたとのこと。また眼病を患った人には、一定期間お茶を断つことで御利益があったそうです。
茶ノ木稲荷神社を訪ねた後は四ツ谷へ足を伸ばして、四ツ谷一餅堂さんでひと休みしました。
茶ノ木稲荷神社の基本情報
茶ノ木稲荷神社
住所: 東京都新宿区市谷八幡町4
街歩きを終えて
「茶ノ木」がつく2つの神社をめぐる都内の街歩き…コロナ禍の今、知らなかった人々に信仰に触れることで、日々感じているストレスの緩和に繋がったような気がしました。