快速湯けむり号 仙台駅から新庄駅まで乗車記 東北の祭りをデザインしたラッピング車両

2021年4月から東北の祭りをデザインしたラッピング車両で運転されている、快速湯けむり号。今回は仙台駅から新庄駅まで乗車しました。

快速湯けむり号の車両

快速湯けむり号は、先頭車から2号車(キハ111-3)・1号車(キハ111-2)の2両編成。出入口は、各車両前後2箇所×左右で4箇所あります。お手洗いは、2号車の後方出入口付近に1箇所。

快速湯けむり号

座席は全車指定席。各座席はリクライニングシートで、通路を挟んで2-2列の配列となっています。また連結部付近には、ボックス席もあります。

快速湯けむり号

車両の外装は、南東北三県(山形・宮城・福島)を代表する山形花笠まつり、仙台七夕まつり、福島わらじまつりのラッピングが施されており、デザインを確かめながら車両を撮影する人の姿を見かけました。

快速湯けむり号

また、車内は東北六県のお祭りを紹介する内装ラッピングが施されています。

快速湯けむり号の車内サービス

快速湯けむり号では、Wi-Fiなどの車内サービスがあります。

車内Wi-Fi

快速湯けむり号の車内では、「JR-EAST FREE Wi-Fi」を利用することができます。

アテンダントによる飲み物などの販売

快速湯けむり号では、仙台駅から新庄駅の区間でアテンダントさんによる、飲み物などの販売があります。

乗車記念スタンプ

車掌さんにお願いすると、指定券に快速湯けむり号乗車記念のスタンプを押していただくことができます。旅の思い出に是非。

快速湯けむり号の車窓

9:07に仙台駅を出発した新庄行き快速湯けむり号。

快速湯けむり号

東仙台駅付近で、石巻駅から仙石東北ライン経由でやって来た、仙台行き快速列車とすれ違います。ここで小牛田運輸区のふたりの車掌さんによる車内改札が始まりました。おひとりは新人さんのようです。合わせてアテンダントさんによる車内販売も始まりました。

9:19頃、陸前山王駅付近を通過。仙台行き普通列車とすれ違います。車窓に東北歴史博物館が見えて、国府多賀城駅を通過。このあたりからトンネルが続くようになります。

松島海岸

海岸線がチラッと見えて、9:32に松島駅に到着。ここで2名下車。

愛宕駅9:36頃、品井沼駅9:40頃通過。稲刈りを控えた田んぼが広がります。スピードが上がってきた感じがしました。周辺に住宅地が多い鹿島台駅を9:43頃通過。小牛田駅1番線に9:51頃到着しました。ホームでは、横断幕を広げた駅の方たちにお出迎え・お見送りいただきました。

小牛田駅を出発した快速湯けむり号はグイグイ加速しながら、陸羽東線を快走。9:58頃に北浦駅を通過します。稲刈りが終わった田んぼで、餌を探している黒白鳥らしい一団が見かけました。陸前谷内駅を10:00頃通過。新江合川を渡って、車窓からミヤコーバスさんの車庫を確認した後、古川駅に10:10到着しました。2名乗車。ここでも横断幕を広げた駅の方たちにお出迎え・お見送りいただきました。

古川駅

古川駅を出発後、東北自動車道とクロスして西古川駅を10:21頃、西大崎駅を10:26頃通過。グイグイ加速してゆきます。

陸羽東線の車窓

車窓に住宅が増えた10:29頃、岩出山駅に到着。小牛田行きの普通列車と行き違います。ホームから茅葺屋根の建物が見えた有備館駅を出発後、江合川を鉄橋で渡りました。10:42頃池月駅を通過。車窓に「ありがとう池月小学校」と掲げた校舎が見えました。10:51頃、川渡温泉駅に到着。車窓にそばの花が見えました。そろそろ新そばの季節ですね。10:55頃に鳴子御殿湯駅に到着。鳴子温泉のお宿だと、亀屋さんのロビーから陸羽東線の列車が見えそうだな…と思っているうちに鳴子温泉駅に到着しました。

鳴子温泉駅

25分停車。新庄からやって来た、小牛田駅普通列車と行き違いします。

鳴子温泉駅

折角なので外に出てみることにしました。駅舎内には観光案内所とお手洗い、そして外には足湯があります。タオルを持ってきてたら、浸かったんだけどな…と後悔。乗車記念に、快速湯けむり号をデザインしたタオルを販売したらいいなっておもったのですが、いかがでしょうかね。こちらで4名乗車。下車された方は確認できず。

鳴子温泉駅を出発すると、車掌さんによる鳴子峡の案内が流れます。一つ目のトンネルを出てすぐ、進行方向右側の車窓に回顧橋が見えるとのこと。この区間はスピードを落として運転されるので、シャッターチャンスを逃さないように準備します。上り坂を走る列車。車窓にこけし資料館と巨大こけしが見えて、トンネルへ。停車しそうな速さで抜けると、見えました!よく画像で見かける橋の姿。

鳴子峡

11:35頃に到着した中山平温泉駅で5名下車。駅前には鳴子温泉行きのバスが停車していました。

中山平温泉駅

県境を越えて山形県最上郡最上町へ入ります。11:44頃、旧有路家住宅や日本海と太平洋の分水嶺がある堺田駅を通過。11:50頃に赤倉温泉駅に到着。駅前に大きな郵便局がある最上駅に11:57頃に到着。ここで鳴子温泉行き普通列車と行き違います。
12:07頃に瀬見温泉駅に到着。

瀬見温泉駅

小国川がそばを寄り添うように流れ、トンネルが続きます。舟形町へ入り、東長沢駅、長沢駅を通過すると、大きく右へカーブ。左手から合流してきた奥羽線・山形新幹線の線路と並行して走ります。陸羽東線のみの駅・南新庄駅を12:21頃通過すると、終点・新庄駅に12:27着。

快速湯けむり号

到着ホームの向かい側には、福島駅からやって来た「とれいゆつばさ号」が停車していました。

快速湯けむり号から乗り換え列車

乗り換え列車は、山形新幹線東京行き13:18発、普通列車の山形行き14:19発、秋田行き12:56発。陸羽西線の余目行き13:10発があります。(2021年10月現在)

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