受託手荷物に関するトラブル LCC 行きは無料 帰りは有料?現地で手荷物代金を支払う

LCCを利用して韓国旅行にでかけた友人より、帰国後「行きはいらなかったのに、帰りの空港カウンターで受託手荷物代金を支払わされた。なんか騙されたみないだ。」という文句を聞きました。なぜそうなったのか原因を調べてみると、陥りやすいワナが潜んでいました。

LCCの基本 受託手荷物料金が航空券運賃と別

LCCは“基本的”に受託手荷物料金が航空券に含まれておらず、別途超過手荷物料金を支払います。ご予約際に航空券代金と一緒に申込をした場合と、空港で当日お支払いいただく場合とでは金額が異なっており、後者のほうが一般的に割高です。

受託手荷物料金が含まれるLCC航空運賃

さて、受託手荷物料金は含まれていないと言いましたが、実は、LCCでも受託手荷物料金は含まれている航空券があります。これは、アルファベットで分けれている予約クラス別に航空運賃が設定されています。このアルファベットで区分のわかりやすい例が、マイレージの加算率。同じエコノミークラスでも、予約クラス(アルファベット)で異なっていますね。これはお支払いいただいた航空運賃が異なっており、高い運賃をお支払いいただいた方へマイレージ加算率が高くなっていますね。LCCの受託手荷物料金も同じ考え方で、高い運賃をお支払いいただいた方には受託手荷物料金込で設定されています。

ティーウェイ航空

例)テェーウェイ航空 成田~ソウル線

    片道 往復 予約クラス
01 YFI 33000 66000 Y
02 WFI 30000 60000 W
03 RFI 28000 56000 R
04 ZFI 26000 52000 Z
05 VFI 24000 48000 V
06 SFI 22000 44000 S
07 PFI 20000 40000 P
08 OFI 18000 36000 O
09 NFI 16000 32000 N
10 MFI 14000 28000 M
11 LFI 12000 24000 L
12 KFI 10000 20000 K
13 HFI  8000 16000 H
———————
14 DFI  6000 12000 D
15 BFI  5000 10000 B
16 AFI  4000 8000 A

※2018年10月20日現在
※単位:日本円
※燃油サーチャージ・空港税含まず。

2017年11月1日予約分から【A・B・Dクラス】は受託手荷物料金が別途必要です。
これ以外のクラスは、お1人様15kgまで無料です。

受託手荷物料金 行きは無料 帰りは有料になるケース

テェーウェイ航空をはじめ、LCCの多くは行きと帰りで異なる運賃(予約クラス)を組みあせることができます。(これを結合運賃といいます。)先のテェーウェイ航空の成田~ソウル線の例では、行きにKクラス(10000)、帰りにDクラス(6000)を組み合わせて、16000の航空運賃で購入することができます。この場合、行きが受託手荷物込み(Kクラス)、帰り受託手荷物なし(Dクラス)です。もしHクラスで往復予約できたら、同じ金額で往復受託手荷物ありになりますね。

トラブルを防ぐには

このトラブルが多発しているのが、オンライン系旅行会社でサイト経由で予約した場合。各サイトには、予約クラスや受託手荷物の有無が記載されているのですが、見落としたまま予約完了・発券までしてしまい、当日空港で発覚するケースです。まずは予約完了するまでに記載内容を必ずチェックし、もし不明な点があれば、各サイトを運営されている旅行会社へ確認しましょう。

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