伊豆箱根鉄道大雄山線とバスで行く曹洞宗大雄山最乗寺 見ごろを迎えた著莪咲く境内を散策
今年のゴールデンウイークは、お出かけ日和に恵まれました。遠出をしなかった私は、自宅を起点に日帰り旅行に出かけました。向かったのは、神奈川県南足柄市にある曹洞宗大雄山最乗寺。道中では乗り鉄と合わせて、季節を感じて景色を楽しむ充実したミニトリップになりました。
旅の起点のなる小田原駅は、大勢の人々が行き交いコンコースも大賑わい。JR在来線・新幹線の他に、箱根登山鉄道や伊豆箱根鉄道や小田急線も乗り入れている一大拠点駅ですから、それも当然と言えば当然。改札口を抜けると、頭上から大きな提灯が出迎えてくれました。まずはこれから乗車する伊豆箱根鉄道のホームを目指します。
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大雄山線1日フリー乗車券金太郎きっぷ
階段をひとつ降りると、駅窓口とホームが見えてきました。券売機の前で運賃を確認。検討した結果、今回は往復切符と同額で1日乗り放題になる、大雄山線1日フリー乗車券金太郎きっぷ(540円)を利用します。気ままに途中下車したくなったので。他に、大雄山最乗寺(道了尊) 往復割引きっぷ(1,040円)があり、こちらは40円お得。
伊豆箱根鉄道・大雄山線を乗り鉄
さて、ホームには赤電復刻カラーをまとった5000系(5501編成)が停車中。幸先がいいスタートを切ることができました。
小田原を出発した電車は、少し南東の方向へ走り、最初の停車駅・緑町へ。ここから大きくカーブして針路は北方向に。東海道線や新幹線を下から潜り抜けて、井細田、五百羅漢と停車。小田急小田原線とクロスして穴部を出ると、酒匂川が近づいてきます。気になる名前の川です。ほぼ直線区間を飯田岡まで走り、相模沼田、岩原へ。車窓左手に、家並みの間から雪をいただいた富士山が見え隠れしました。写真に撮りたかったのですが、シャッターチャンスを掴むことができず残念…一番のビューポイントは、塚原を出て鉄橋を渡る付近でしょうか…マンションと駅が一体となったような和田河原、富士フィルム前を出ると、次は終点・大雄山駅に到着です。
大雄山へ向かう伊豆箱根バス
駅舎出て右手に歩くとロータリーがあり、ちょうど大雄山行きのバスが停車中。こちらはSuicaやPASMO等のICカード利用可能なのですが、今日はチャージを忘れていたので整理券を取り降りる際に現金精算しました。
バスは駅前の町並みから住宅地、木々の間を走る山道へ。短時間で変わる景色を楽しみながら、15分ほどで到着しました。なおこの路線は途中、足柄ふれあい村やおんりーゆー前を経由する便もあります。
曹洞宗大雄山最乗寺を散策
参道を歩き始めると、両サイドに咲く著莪。その華麗な姿についついカメラそ向けてしまいます。ちょっと先を急がないと…。
釈迦牟尼仏、文殊菩薩、普賢菩薩を祀る本堂をお参りした後は、円通橋を渡り結界門へ。
ここから続く急な77段の石段をのぼると、御真殿。
そばには大きな天狗さんが履く高下駄がありました。
帰りにお土産に購入したのは、天狗葉団扇煎餅。カタチも味もとって気に入りました。
伊豆箱根鉄道大雄山線・大雄山最乗寺のひとり旅に便利なサイト
○伊豆箱根鉄道グループ:大雄山線の時刻表・運賃や伊豆箱根バスの情報も掲載。
○曹洞宗大雄山最乗寺:公式サイト。境内の案内や四季の花々の情報あり。
○小田急トラベル:伊豆箱根方面への旅にオトクなコースを掲載。ひとり旅プランもあり。