北上線 乗車記 岩手~秋田県境越えや錦秋湖など沿線の名所スポットを車窓から楽しむ!
今回は岩手県北上市にある北上駅と秋田県横手市にある横手駅を結ぶ「北上線」に乗車します。営業キロ61.1kmで全線非電化。沿線には錦秋湖や湯田温泉峡といった観光スポットがあります。
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横手駅
奥羽本線の列車本数が少ない為、今回は並行して走る羽後交通さんの路線バスで横手駅に到着しました。
改札口から北上線が発着する1番ホームへ下りると、既に北上駅行きのワンマン運転・単行列車が入線していました。
車内へ入ると思った以上に混雑していましたが、辛うじてボックス席を確保。この後、横手駅止まりの普通列車が到着して、更に多くのお客様が車内へ。青春18きっぷの有効期限が迫っているせいか、平日でも多くの利用があるようです。中にはリュックサックを背負って、登山をされたと思しきグループの方も。
横手駅から北上駅まで
北上駅を出発した列車は左へ大きくカーブして奥羽本線と分かれ、羽州街道を踏切で横断。車窓に先ほど駅まで乗車した羽後交通さんの横手営業所が見えました。横手川を鉄橋で渡ります。しばらくして「大川豊治ぶどう園」さんの看板が見えました。地図を見ると、この辺りはぶどう園さんが多くあるようです。エンジン音から列車はのぼり勾配を走行。島式ホームの相野々駅に到着します。ここで3名下車・1名乗車。駅舎に「ポッポあいのの」という施設が併設されていて、駅前には横手バスターミナルと三ツ又温泉入口を結ぶ、羽後交通さん運行の路線バス停留所があるようです。
相野々駅を出発すると、山内小学校の近くを通ってトンネルへ。川を渡ると、白い花が咲くソバ畑が広がりました。反対を走る県道1号線にシュノーシェルター(又はスノーシェッドか)区間が見えます。片側1面のみホームがある小松川駅に到着。ここでおふたり下車。このあたりからトンネル続き、蛇行する黒沢川と絡み合うように進みます。島式ホームの黒沢駅で下り列車と行き違い、いよいよ秋田県~岩手県の県境越え区間に入ります。このあたり地図を見ると「湯田高原カントリー倶楽部」の近くのようです。
岩手県に入って最初の駅は、片側1面のみホームがあるゆだ高原駅。次の島式ホームがある「ほっとゆだ駅」は入浴施設ほっとゆだを併設しています。時間があれば、ひと風呂浴びたいところです。
和賀川と錦秋湖が車窓から見えたら、長いトンネルへ。今年は例年になく猛暑・少雨だった為か錦秋湖の水が少なく、底が見えそうに感じました。
片側1面のみホームがある「ゆだ錦秋湖駅」を出ると、その名も仙人トンネルへ。島式ホームの和賀仙人駅の近くには大きな工場があります。片側1面のみホームがある岩沢駅を出ると下り勾配へ。片側1面のみホームがある横目川駅・立川目駅を出ると、次は相対式ホームがある藤根駅へ。ここでおふたり下車。
江釣子駅では久々に乗車5名があり、下車2名。周辺は住宅が集まっている印象。北上江釣子インターチェンジ付近を通って、ロードサイド店が見えると柳原駅に到着しました。こちらで下車1名下車。やがて左手から東北本線が合流して、北上駅に到着しました。
北上駅
東北本線の他、東北新幹線との乗換駅である北上駅。ここから東北本線で花巻駅へ向かいました。