気仙沼線BRTで震災の記憶と共に訪ねる三陸海岸の旅 2020年春

気仙沼駅から前谷地駅まで、気仙沼線BRT(バス高速輸送システム)を利用したバスたびに出かけました。

気仙沼駅

一ノ関駅から大船渡線でやって来たのは、大船渡線BRTと気仙沼線BRTが分岐する気仙沼駅。

気仙沼駅

各線から到着・出発するBRTを見学しつつ出発時間を待ちます。

気仙沼駅

気仙沼線BRT

気仙沼駅から陸前階上駅へ

気仙沼駅を出発したバスは、街の賑わいの淵をなぞるように元・JR気仙沼線の線路が敷かれてた場所を舗装された専用道路を走行。不動の沼を出ると、一般道を走行して南気仙沼駅へ。駅はミヤコーバスの田谷本郷バス停と同じ場所に仮に設置されているようでした。(補足:2020年3月14日のダイヤ改正より気仙沼線BRTの松岩駅~不動の沢駅間の専用道の供用開始。この南気仙沼駅は専用道上へ移設されました。)

車窓に海を感じながら三陸自動車道の高架橋をくぐった後、再び専用道に入って松岩駅へ。この後も、一般道を巧みに組み合わせて走行していきます。最知駅で下りBRTと行き違い。次の陸前階上駅で下車します。

陸前階上駅

陸前階上駅は海から離れているため津波の被害はありませんでしたが、今は使われていないホームの一部に地震の傷跡を目にしました。

陸前階上駅

陸前階上駅

気仙沼市 東日本大地震遺構・伝承館

陸前階上駅から坂道を下ります。眼下に広がる大地がその時にあったことをゆっくりと感じさせてくれました。15分ほどしてやって来たのは「気仙沼市 東日本大地震遺構・伝承館」。2019年3月に宮城県気仙沼向洋高等学校の旧校舎を利用して開館、被災当時の様子を伝える震災遺構です。

気仙沼市 東日本大地震遺構・伝承館

まもなく東日本大震災から9年(訪問当時)になります…我々日本人にとって決して風化させてはいけない記憶…津波が押し寄せた直後の状態…で保存された校舎は、甚大な被害の大きさを自分の目で確かめることができます。

陸前階上駅から南三陸役場・病院前駅へ

伝承館から陸中階上駅に戻って、気仙沼線BRTに乗車。すぐに一般道へ戻り、大谷海岸駅を経て小金沢駅の先から専用道に入ります。トンネルが続いた後、山間の本吉駅に到着。ここで運転手さんが交代しました。

車内の心地い暖房と振動、早朝の起床だった為かウトウトしだします。辛うじて残したメモには、「~橋梁~陸前小泉駅~二十一浜トンネル~蔵内駅~第ニ・第一蔵内トンネル、草木内トンネル、港トンネル~陸前港駅~歌津トンネル~歌津駅~白山トンネル~清水浜駅…」と記していました。改めて再訪してしっかり確認したいと思います。

一般道へ入った後、真新しい住宅地の中を走り、志津川中央団地駅へ。ここから乗車されたおふたりは、次の南三陸役場・病院前駅で下車されました。恐らく通院かお見舞いの為に利用されているようで、この旅で初めて生活路線・気仙沼BRTの一面を目にしました。

南三陸役場・病院前駅

南三陸役場・病院前駅へ向けてロータリーを走行中、窓の外に気になる石碑が目に入って下車。場所は「南三陸病院・総合ケアセンター南三陸」です。

南三陸役場・病院前駅

震災当時、前身の志津川病院は、津波による浸水で大きな被害を受けました。そして、この病院を再建される際、台灣紅十字組織(台湾の赤十字)から22億円の資金援助をいただいたそうです。その額は建設費の実に約4割。石碑を見ながら、台湾の人々の支援に思いを馳せ、胸が熱くなりました。

南三陸病院

志津川駅

南三陸役場・病院前駅から乗車したBRTに一区間乗車。次の志津川駅で下車します。

志津川駅

志津川駅

南三陸志津川さんさん商店街

南三陸志津川さんさん商店街の「創菜旬魚はしもと」さんで海鮮丼をいただきました。

気仙沼線BRTで食べに行きたい!絶品海鮮丼!宮城県南三陸さんさん商店街 創菜旬魚はしもと

志津川駅から前谷地駅へ

気仙沼線BRTの車窓

前谷地駅

前谷地駅

前谷地駅


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