新富町文化市場 日本統治時代の市場をリニューアルしたカルチャーセンター
新富町文化市場の前身は、日本統治時代の1935年に建設された「新富町食料品小売市場」という公設市場。当時は生鮮食品や雑貨、酒類等を販売していたそうです。戦後から1960年くらいまで賑わいは続きましたが、日本同様に大型スーパーが各地に進出するようになり、徐々に衰退。そんな中、2006年に新富市場の建物が台北市の古蹟に指定されました。これを機に再利用の方向性について議論が重ねられます。その結果、カルチャーセンター「新富町文化市場」として生まれ変わり、2017年3月に再オープンしました。
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新富町文化市場の行き方
台北メトロ龍山寺駅から東三水街市場(新富市場)に直結している出口へ出ると、アーケード街の入口とは別の場所。その目の前にあるのが、新富町文化市場です。
龍山寺から東三水街市場に入って、「阿婆油飯」から和平西路へ抜ける路地を通っても行くことができます。
新富町文化市場の外観
東三水街市場から見ると、入口の上に市場のシンボルマーク?が掲げられているのに気づきました。
また奥には、市場職員用に建てられた和風建築の宿舎があります。こちらは「合興八十八亭」という茶芸館として利用されています。
新富町文化市場の内部
中に入ると左手にカフェ「明日珈琲 MOT CAFE」、右手にはガラス張りの部屋に厨房があります。どうやらクッキングスクールのようです。
奥まで進むと、屋台風の売店コーナー。途中には、規模は小さいですが、文化教室ができそうな講堂はあります。
気になったのが、建物にぐるっと囲まれた真ん中の空間。上空から撮影された写真を見ると、丁度「鍵穴」のようになっています。
若い子達が、この場所でお互いに撮り合ったり自撮りしたり。きっとインスタ映えしそうな写真が撮れそうですね。
新富町文化市場の基本情報
住所:台北市萬華區三水街70號
電話番号:02-2308-1092
開館時間 10:00-18:00 月曜休み