韓国の古都「慶州」で街歩き 国立慶州博物館と瞻星台・韓屋村
今回は韓国の古都・慶州を街歩きします。訪れたのは4月初旬。日本同様に、慶州でも桜が見ごろを迎えていました。少し肌寒い時もありましたが、概ね過ごしやすく旅をするのにはちょうど良い気候。ローカル路線バスと徒歩で気ままに世界遺産をめぐります。
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国立慶州博物館
慶州高速バスターミナルで路線バスに乗り換え、やって来たのは国立慶州博物館。バス停からゲートまでは駐車場を挟んですぐ。これだけの規模の博物館が入場無料なのは凄い!
ここでは先史時代から新羅時代までの慶州の21万点を所蔵し、そのうちの3,000点あまりを展示しています。
敷地内には、主に新羅歴史館、仏教美術がメインの新羅美術館、月池館と特別展示館の4つの棟、他に国宝の聖徳大王神鐘や高仙寺址三層石塔等屋外展示があり、時間をかけて見学しました。
仏国寺方面と市街地を結ぶ循環バスで簡単に個人でも訪ねることができます。また、日本語の対応のイヤフォンガイドもありました。
国立慶州博物館の基本情報
住所:慶尚北道慶州市日精路186
ホームページ http://gyeongju.museum.go.kr/jpn/
東洋最古の天文台 瞻星台
国立慶州博物館を見学した後、歩いて市街地にあるホテルへ戻ります。車が行き交う大きな道路から小道へ。この辺りは遺跡が多く、あちこちにそれらを紹介する案内板が立てられていました。中には、歴史時代ドラマの題材になった人物ゆかりの場所もあるようで、そちらへ足を向ける方も多かったです。しばらく進むと見えてきたのが、瞻星台。
こちらは新羅の善徳女王の時代に造られ、東洋で最古の天文台と言われています。高さは9.4m、直径5.17m、地台石の一辺は5.35mの長さがあります。ちなみに地上から直接出入りできる入口はなく、真ん中あたりにある窓へ梯子をかけて入っていたそうです。
古代の人々は、視界を遮る物は何もないこの場所に建てて、夜な夜な大空に光輝く星を観察していただでしょうね。
周りでは、どうやら菜の花まつりが開催されていたようで、小さなお子さんを連れたご家族など大勢の人々で賑わっていました。
瞻星台の基本情報
住所:慶尚北道慶州市仁旺洞839-1
慶州校村・韓屋村
東洋最古の天文台と言われる瞻星台を後にして、街歩きを再開。暫く左手に広々とした東部史跡地帯、右手に慶州の街並みが続きました。やがて、一帯に田畑が広がる農村風景に変わりと、慶州校村・韓屋村に到着。
敷地内に入ると、朝鮮王朝時代から300年以上歴史を持つ家屋が並び、タイムスリップしたような感覚に。訪れた日は、たくさん屋台が出ていて、観光客で賑わっていました。
礼節・儀礼・漢文書堂等が体験できる慶州郷校や慶州校洞崔氏古宅、また近くには 瑶石宮と呼ばれる、韓国家庭料理を味わうことができるレストランもあります。
慶州市街地から少し離れますが、足を伸ばしてみるのにオススメのスポットです。