【鶴岡市羽黒町】今井アートギャラリー 庄内柿の果樹園の先に蔵を活かした美術館
今回は鶴岡市羽黒町にある「今井アートギャラリー」さんを訪ねました。
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バリ島を思わせる光景
道路から小道へ入って行くと、そこは果樹園。緑の葉に隠れるように果実が見えました。これは庄内柿。
秋にまた来たいな、と思いながら通り過ぎます。駐車場に車を停めて降りると、ここにも庄内柿の果樹園。その先に白壁の大きな蔵が見えてきました。
ここが今井アートギャラリーさん。周囲に置かれた作品を見ていると、なんとなくバリ島にある芸術の村「ウブド」と似ているな、と思いました。奥へ進んで玄関へまわります。
森に移設された蔵
この蔵は江戸時代の中期に、鶴岡市山王町に建てられた土蔵を移築されたそうです。また同じ敷地内には「オーブンカトウ」さんがあります。
入口には「中に入りたがる猫がいるので気をつけて下さい。」とのこと。キョロキョロ見回すが姿なし。
ホッとして引き戸を開けました。受付で声をかけて協力金(500円)をお支払いして、スリッパに履き替えます。
酒井忠明作品展
1階奥では令和4年9月19日まで「酒井忠明作品展」が開催中。酒井家第十七代当主・酒井忠明(ただあきら)氏の作品、書や写真が展示されています。書は難しいイメージがあるのですが、筆の運びから感じる人柄を意識しながら鑑賞しました。
また写真に写る庄内の農村や漁村の光景、人々の姿から当時の暮らしぶりがよく伝わってきました。その中で目に留まったのが、農作業に従事する女性の「はんこたんな」かすりや藍染めの木綿を額と鼻に巻きつけ、目だけ出して頭に手拭いを被った姿が印象的でした。
今井アートギャラリーの基本情報
今井アートギャラリー
住所:山形県鶴岡市羽黒町仙道字一本松5-175
http://www.imaimuseum.net/