【鶴岡市】黒川能の里 王祇会館 地域の人々が受け継いできた500年以上歴史ある黒川能に触れる
今回は山形県鶴岡市にある「黒川能の里 王祇会館」さんを訪ねました。
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黒川能の里 王祇会館との出会い
それは鶴岡駅前から庄内交通さんの上松根行き路線バスに乗車した時でした。
県道44号線から離れて集落の中へ入って行くと、朱塗りの鳥居が見えて、ここでくるっと方向転換。そのバス停が「春日神社・王祇会館」でした。
帰宅後、この地域で「黒川能」が受け継がれてきたこと、黒川能の里の大祭が「王祇祭」である事など、とうほく百科新書2「王祇祭り 黒川能の里の大祭」(井上孝一著・東北出版企画) を読んで知りました。
展示ホール
入ってすぐ右手には、能の面がずらりと並んでいます。男性・女性の他、鬼の面など。
続いて能の衣装。それぞれに描かれたデザインを鑑賞してゆきました。
そして、王祇祭で大地踏を舞う稚児と周りの様子を実物大の人形で再現した舞台。稚児の後ろには、頭に四垂を付けた三本の杉を麻縄でつないだ王祇様がおられます。実際の王祇様には、八尺(約2.5メートル)の杉の木を使用。
視聴覚室
黒川能の定期演能(王祇祭や祈年祭、例大祭、水焰の能、蝋燭能、新嘗祭)の様子を映像を通して知ることができます。展示ホールで見た大地踏。王祇祭で稚児が実際に演じている様子が特に印象的でした。
ロビー
黒川能500年の歴史や能面、能装束など紹介するパネル、能で使われる大きなローソクや締太鼓、鼓など実物が置いてあります。
能のワンシーンを描いた、森田茂画伯の油絵「知盛」もじっくり鑑賞しました。
物産品展示販売コーナー
黒川能を紹介する書籍や能を演じられているワンシーンを表現された人形、雑貨やお菓子などが販売されています。
その中から気になったこれらの品々を購入しました。
黒川能の里 王祇会館の基本情報
黒川能の里 王祇会館
住所:山形県鶴岡市黒川宮の下253
http://kurokawanoh.com/%E7%8E%8B%E7%A5%87%E4%BC%9A%E9%A4%A8/