【奥羽本線(山形線)】東根駅 さくらんぼ東根温泉の開湯で誕生した駅とその後

山形新幹線のさくらんぼ東根駅と村山駅の区間には、奥羽本線(山形線)の神町駅と東根駅があります。今回はそのひとつ・東根駅で途中下車しました。

東根駅の歴史

明治34年8月に奥羽本線(山形駅~楯岡駅)が開通した際、神町駅~楯岡駅(現在の村山駅)に駅はありませんでした。明治43年の東根温泉発掘により設置された東根駅は、明治44年12月5日開業。現在は奥羽線の線路を挟んで東西に出入口があります。
東根駅から山形駅方面へ1.6キロメートルの場所には、蟹沢駅という無人駅がありました。山形新幹線の新庄駅延伸の際、蟹沢駅を約900メートル移設・駅名改称されて誕生したのが「さくらんぼ東根駅」でした。市名を冠して誕生した東根駅が無人駅になり、蟹沢駅から転身した「さくらんぼ東根駅」が山形新幹線が停車する市の玄関になった歴史を見ると少し複雑な気持ちになりました。

現在の東根駅

村山駅行きの列車に乗車。神町駅で下車する予定でしたが、降り損ねてしまったので次の東根駅で下車しました。

東根駅

東根駅は無人駅の為、青春18きっぷを運転士さんに見せて車両の外へ。ホームには待合室がありました。山形新幹線の新庄延伸に伴って島式から棒線化されたとのこと。

東根駅

2024年3月16日から奥羽本線のかみのやま温泉駅~村山駅の各駅で交通系ICカードが利用できるようになり「簡易Suica改札機」が設置されていました。

東口

昭和34年に新築された東口の駅舎。広い待合室飲物には、わたしの旅のスタンプのスタンプ台がありました。(スタンプは設置されていません。)

東根駅

また自動販売機と郵便ポスト。東口から10分ほど歩くと、さくらんぼ東根温泉の温泉街に到着。旅館の他、足湯や日帰り入浴施設もあります。また駅前の通りから県道120号線へ出て天童方面へ歩くと、東根市民バスの東根駅前角バス停があります。

西口

一方、平成18年に開設された西口にはロータリーや駐輪場があり、駅前には新しい住宅も見られます。

東根駅の基本情報

東根駅
住所:山形県東根市宮崎三丁目
https://www.jreast-timetable.jp/timetable/list1299.html

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