まねき食品 関西シウマイ弁当 新幹線で楽しむ崎陽軒とのコラボで生まれた絶品駅弁の魅力とは?
今回ご紹介する「関西シウマイ弁当」は、いつか食べたい!と思っていた憧れの駅弁。念願叶って、2025年1月にいただくことができました!
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姫路駅にて
姫路駅の山陽新幹線・東京方面行きの列車が発着する11番のりば。ホームの中ほどに、まねき食品さんの「新幹線上り弁当売店」があります。この日、1月2日。お正月でもしっかりと営業している売店にホッと一息つきました。
さて、駅弁コーナーにはどんな美味しい駅弁が並んでいるのか?ショーケースを覗いてみると、あなごめしや但馬牛牛めしが目を引きます。どれにしようかと迷う中、ひとつの駅弁が目に留まりました。
「まさか、まだ残っているかな?」と、ダメ元で店員さんに尋ねてみると、「はい、まだございますよ!」との返答。思わず心の中でガッツポーズ!無事、最後の一個をゲットできました。
関西シウマイ弁当とは
シウマイ弁当と言えば、横浜本社の「崎陽軒」さんのベストセラー駅弁が有名です。横浜駅や新横浜駅、東京駅、品川駅などで広く販売されています。
その「崎陽軒」さんとまねき食品さんがコラボし、2021年11月26日に誕生したのが「関西シウマイ弁当」です。現在、この弁当は姫路駅のほか、阪神梅田店、大丸心斎橋店、あべのハルカス近鉄本店などでも購入可能です。
新幹線車内で味わう!
東京駅行きの新幹線ひかり号が浜松駅を12:17に出発し、そろそろ昼食の時間。食事の準備を整え、テーブル席にお弁当をのせました。
まず、パッケージを開けると、経木の香ばしい香りが立ち上ります。この香りが食欲をそそり、早く食べたくなります。
フタを取ると、しっかりとした見た目にまず目を引かれます。早速、じっくりと観察をしてみました。
まず目を引いたのが俵飯。シウマイ弁当では黒ごまが使われることが多いですが、こちらは関西風に白ごまがふりかけられています。また、鮪の塩焼きが、関西では鯖の幽庵焼きに変わっています。〆のデザートも、関西ならではの黒花豆煮に変わっており、地域ごとのこだわりが感じられます。
さあ、いよいよ味わいを楽しんでいきましょう!
まずはシウマイから一口。昆布だしと鰹節の旨味がしっかりと効いており、深い味わいに感動します。だし巻き卵も、同じく関西風のだしで作られていて、しっかりとした味わいが私にはぴったり。関西出身の私としては、まったく違和感なく美味しくいただけます。
次に、筍の煮物。こちらは姫路駅の名物「駅そば」の出汁を使って煮込まれているそうです。筍の産地が姫路市の太市地区ということもあり、地元の特産を活かした一品です。
さらに唐揚げ。地元・たつの市にあるヒガシマル醤油さんの淡口醤油とあご出汁で味付けされており、まねき食品さんの自信作と言えるでしょう。香ばしく、深みのある味わいが口いっぱいに広がります。
崎陽軒さんのシウマイ弁当との違いを意識しつつも、まねき食品さんの関西シウマイ弁当は、その独自のこだわりを感じさせる味わい深い一品でした。関西ならではの味付けや地域の食材を取り入れた工夫が随所に感じられ、心もお腹も満たされました。