身延線車窓を楽しむ各駅停車の旅 青春18きっぷでぶらり乗り鉄
まだ夜が明ける前に自宅を出発して、最寄り駅から乗車した電車で山手線に乗り換え。土曜日のホームには、夜をまとった人が多く、テンションの高い声があちらこちらから聞こえてきて、自分が場違いな気分になりました。新宿駅から高尾へ向う中央線各駅停車のシートが柔らかいと感じたのは気のせいか。前回、高崎線や上野東京ラインで乗車した電車は固い印象で、長時間座っている間に何度かお尻をさすりました。
高尾駅で乗り換えた甲府行き電車は211系電車。ロングシートがさらりと埋まり、お立ちになる方もでる盛況ぶり。外国からのお客様も多く、大月乗換えで富士山へと向われるのかな?途中、勝沼ぶどう郷駅では、ホームから満開の桜を眺めることができ、窓越しに写真を撮りました。
甲府駅からは、今日の旅のメインディッシュ「身延線」に乗車。
善光寺駅手前で右手に大きくカーブして中央線と分かれます。南甲府駅で早速下り列車との行き違いで5分停車。続いて常永駅でも3分、笛吹川を渡った後、鰍沢口駅で10分停車と比較的長い停車が続きました。
青空が時折顔をのぞかせる天気。車窓から遠くに八ヶ岳を望むことができます。太平洋側は曇りがちだそうですが、さて車窓から富士山を見ることはできるかな?
下部温泉駅手前から寄り添う川沿いに桜が咲き誇り、ちょっとウトウトしかけた目を和ましてくれました。塩之沢駅の桜↓
このあたりから徐々にトンネンルが続くようになりました。
身延駅で日蓮宗の総本山である身延山久遠寺へお参りされる方が大勢下車。車内にだいぶゆとりができました。甲斐大島駅では、特急ふじかわと行き違いのため5分停車↓
ここでおじいさん、おばあさんのグループが、ロングシートに腰かけて、一斉にお弁当を食べ始めました。どうやら柿の葉寿司のようです。
十島駅~稲子駅で県境を越えると、雲に厚みが増してどんよりとしてきます。案の定、西富士宮~富士宮と車窓の眺望スポットからは見ることができないまま、終点・富士駅に到着しました。程なく後を走っていた特急ふじかわが追いついてきました。
【旅のメモ】
身延線
富士駅~甲府駅 営業キロ:88.4km 駅数:39
青春18きっぷのシーズンオフには「休日乗り放題きっぷ」がおすすめ。身延線・御殿場線全線と東海道本線の熱海~豊橋の普通電車に一日乗り放題です。大人2,670円・こども1,330円。有効期間は1日。ご利用は土休日と年末年始(12月30日から1月3日)※2016年4月現在