ジェイアールバス関東 白棚線 磐城棚倉駅から白河駅まで乗車記
今回は、磐城棚倉駅から白河駅までジェイアールバス関東さんの白棚線(はくほうせん)に乗車しました。
2019年の台風19号による被害で、国道289号線へ迂回運転をされていた関辺~白河東工業団地。この度災害復旧工事が終わり、再び専用線を走行するようになりました。
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磐城棚倉駅
郡山駅行きの水郡線333Dに乗車して、磐城棚倉駅には15:17に到着。ホームから跨線橋を渡って駅舎へ。駅員さんに青春18きっぷを提示して、改札口を出ました。
駅舎を出たところに、これから乗車するジェイアールバス関東さんのバス停があります。そばのベンチには、ジャージ姿で部活帰りらしい高校生とスーツ姿の男性が座っていました。
周りを見渡すと、左手奥にバスの車庫が見えて、車両2台停車中。その内の1台は、2017年に白棚線60周年を記念して、かつて白棚鉄道で走った蒸気機関車のデザインにラッピングされた車両でした。
白棚線の歴史
白棚線の前身は、1916年に白河~磐城棚倉で開業した「白棚鉄道」です。1941年には、鉄道省により買収・国有化されますが、白棚線は戦時の不急不要路線とみなされて、1944年には全線で運行休止。
戦後、鉄道として再整備する動きが広がるも結局断念。線路を剝がし、国鉄自動車専用道として再生されました。その後、白棚線は国鉄からJR東日本、さらにジェイアールバス関東へと受け継がれて現在に至っています。
なお、白棚線は鉄道路線を自動車専用道に再利用して運行されていることから、日本における「BRT(Bus Rapid Transit)」の先駆けと言われています。
磐城棚倉駅から白河駅の車窓
祖父岡を15:20に出発した白河駅行きバスが、磐城棚倉駅に15:27到着。私を含めた3名が乗車します。
※白河駅到着後、運転士さんの許可を得て撮影
棚倉町の市街地を走り抜け、浅川口、公園下(赤館公園)バス停を通過して国道289線へ。屋根付きバス停がある磐城逆川で2名乗車。天王内を通過すると、右手にユニ・チャームの工場。この辺りは工場が集まっいるようです。次の金沢内バス停で1名乗車。下羽原バス停で高校生2名下車。三森バス停を通過後、少し走ると一般車通行禁止の看板が見えてきました。バスはここで左折。国道289号線と別れて専用道へ入りました。
道幅は狭いが直線の道路を走り、高木、梁森バス停を通過。表郷庁舎前から再び国道289線を走行します。
※白河駅到着後、運転士さんの許可を得て撮影
磐城金山バス停を通過後、再び専用道へ。田んぼの真ん中を突っ切るように走り、松上、番沢バス停を通過します。温泉口というバス停という名前が気になってgoogleマップで調べると、近くに「旅館 谷中ノ湯」さんを発見しました。
谷中バス停を出ると、工業団地の中を走り白河東工業団地バス停を通過。古関から関辺にかけて、すぐ近くを走る国道289号線沿いにラーメン屋さんが集まっている模様。「手打ち中華 優」さんの裏を通過します。
関辺からみたび国道289線へ。関山口でひとり、次の引目橋バス停で3名乗車。実業高校前でひとり下車、ひとり乗車。白河の市街地へ入ってきました。
つつじが丘、桜が見ごろを迎えていた南湖公園を通過。再びラーメン屋さんの看板が目立つようになります。時間があれば一杯食べて行きたいところ。小丸山を通過後、白河モール前バス停付近で祖父岡行きバスとすれ違います。
ショッピングセンターバス停を通過して、バスは新白河駅に到着しました。ここで7人下車。
新白河駅から国道289線に戻り、高山バス停を通過。鉄道時代の線路跡を思わせる細い道へ入り、白河高校前バス停を通過した後、程なくして終点・白河駅前に到着。磐城棚倉駅から乗車したスーツ姿の男性と私2名が下車しました。
白河駅
白河駅に到着後、運転士さんの許可をいただいてバス車両を撮影。
その際、高校生が乗車していないとバウンドでお尻が痛くなる、といった白棚線に乗務する際の苦労話やラッピングバス、台風19号の被害から復旧した情報など伺うことができました。
新白河駅
お話を伺うことができたお礼も兼ねて、白河駅から再びバスに乗車。
新白河駅へ戻ってきました。(白河駅~新白河駅:180円)
ここから東北本線の列車で帰路につきます。
その前に、駅構内の「麵処 新白河」さんで白河ラーメン(660円)をいただきました。