河北町 いもこ列車を訪ねて河北町中央公園へ 元台湾糖業公司の小型蒸気機関車
2019年ゴールデンウィークに訪れたのは、山形県河北町にある河北町中央公園。今回の目的は、小型蒸気機関車「いもこ列車」の見学です。
いもこ列車は、普段は車庫で保存されていますが、年6回程度公園内の線路で運転。訪れた2019年5月5日は運転日で、公園に近づくと周辺に汽笛を響かせていました。
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河北町中央公園への行き方
河北町中央公園の最寄り駅は、JR左沢線の寒河江駅。隣接する山形交通の寒河江バスターミナルから、荒町南行きの路線バスに乗車しました。寒河江~荒町南間はバスの本数があまり多くないで、事前にスケジュールを確認されることをオススメします。
降りたのは、谷地若葉町。ここから歩いて5分強で到着。なお、この路線バスは、山形市中心部の山形バスターミナルや山形駅前を発着しています。
いもこ列車の2019年運転日
いもこ列車の運転日については、河北町のホームページに掲載されているのでこちらで確認しました。
2019年は、4月3日(水)谷地ひなまつり、5月5日(日)こどもの日、6月9日(日)、7月7日(日)べに花マラソン、8月11日(日)、9月15日(日)谷地どんがまつりに運転予定。公開時間はいずれも13:00から15:00までです。
谷地軌道といもこ列車
案内板などによりますと、この地区で生産される農産物などを昔から馬車で運搬してきました。しかし、輸送量の増大に伴って対応が難しくなり、鉄道建設を求める声があがりました。そういった中で設立された谷地軌道株式会社が線路を敷設、山形県河北町谷地と奥羽本線の新神町駅の区間5.6kmを結びました。運行は大正5年2月からはじまりますが、昭和10年9月に廃止となりました。
なお「いもこ列車」という愛称は、火の粉が飛散しないように煙突を覆ったカバーの形がサトイモのような形であることから、いもこ列車と呼ばれるようになったそうです。
いもこ列車の車両
今目の前で走行している車両は、谷地軌道で活躍していた蒸気機関車と同型。実はこの車両、台湾の台湾糖業公司渓湖糖廠からやってきました。
車両後部に乗車スペースが設置され、小さなお子さんやお父さん、お母さん達を乗せて、公園内に100mぐらい敷設された軌道を往復していました。
河北町中央公園の基本情報
住所:山形県西村山郡河北町谷地中央3丁目15