【庄内町】かなめ食堂 大正12年創業 駅前食堂で味わう中華そば 北前船が運んだ食文化を知る
乗車する陸羽西線の新庄行き普通列車が出発するのは16:01。まだ1時間近く時間があったので、駅前で昼ごはんを食べることに。駅前通りを歩きながら探していると、店先で灯が付いた看板を目にしました。お店は「かなめ食堂」さん。創業は大正12年の老舗食堂です。
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かなめ食堂の店先で
御食事処と書かれた暖簾を見ながら。時間も時間だから大丈夫かなぁ…と躊躇します。ですが、味わいあるショーケースの中に食べたかった「中華そば(600円)」を見つけ、食べたい気持ちが勝りました。こうなったらダメ元だ、入ってみよう。
かなめ食堂の店内で
ドアを開けると、お客さんはおられず。お店の方は仕込みをされたり、競馬中継を観ていたり…と休憩モード。どうかなぁ…訊いてみよう。「まだ、いけますか?」「いいですよ。どうぞ。」助かった!
厨房そばにカウンター席、あとは円卓、更に座敷席もあり。これぞ食堂の雰囲気。お冷を運んできたお店の方に「中華そばお願いします。」と伝えて、しばらく待ちます。
中華そばを味わう
運ばれてきた中華そば。さっと撮影を済ませて、スープをひと啜り。見た印象と違ったあっさり味なんだ。うどんやお蕎麦が関東・関西で味わいが違うと言いますが、このあっさり味は関西風かも。
縮れた麺によく絡みます。飛ばさないように気をつけなくちゃ。トッピングはチャーシューやメンマ、刻みネギ、海苔など。腹ペコだったので、ひたすら黙々と完食しました。
北前船が運んだ食文化
支払いの際、店の方に「600万円になります。」と言われたので「1000万円でお願いします。」と返しながら千円札を渡しました。「お兄ちゃん、いいね〜。」「関西出身なんで〜。」といったやり取りから、関西と庄内の食文化の共通点を教えていただくことに。丸餅や南禅寺豆腐など北前船が関西から伝えたんですかね…そう言えば、中華そばの味わいも関西的だと感じたのも偶然ではないかも。「また庄内へ来ることがあったら寄ってよね。」「はい、是非!」
かなめ食堂の基本情報
かなめ食堂
住所:山形県東田川郡庄内町余目沢田130
https://tabelog.com/yamagata/A0603/A060301/6005036/