【南麻布】有栖川宮記念公園 子供たちの賑わいと緑豊かな都心のオアシスは林泉式庭園

今回訪れたのは、港区南麻布にある「有栖川宮記念公園」です。

有栖川宮記念公園へのアクセス

有栖川宮記念公園の最寄り駅は、東京メトロ日比谷線の広尾駅。1番出口から広尾橋交差点を左へ。少し歩くと、正面に公園の入口が見えてきました。

有栖川宮記念公園を歩く

陸奥盛岡藩南部家の麻布下屋敷跡にできた有栖川宮記念公園。そばを通る「南部坂」の名前にもその面影を感じることができます。ちなみに忠臣蔵の南部坂は赤坂。

園内に入って散策スタート。ふと見上げると、少し先に黄金の像が見えました。これは「末日聖徒イエス・キリスト教会」だそうです。青空に一段と輝いています。

有栖川宮記念公園

坂をズンズンと上がってゆくと、見えてきたのが「有栖川宮熾仁親王像」。その奥には「都立中央図書館」があります。

有栖川宮熾仁親王像

有栖川宮記念公園

有栖川宮記念公園

有栖川宮記念公園の歴史

明暦02(1656)年 陸奥盛岡藩南部家の下屋敷を赤坂から麻布の地へ移転。 
明治11(1878)年 有栖川宮熾仁(たるひと)親王は、異母弟の威仁(たねひと)親王を後継者とする出願を明治天皇から許される。

~この頃、麻布へ転居されたと思われる~

明治28(1895)年 有栖川宮熾仁親王 薨去。
明治29(1896)年 有栖川宮威仁親王の王子である栽仁親王新邸の御用地になる。
明治36(1903)年 参謀本部前に有栖川宮熾親王の騎馬像を建立。
大正02(1913)年 有栖川宮廃絶に伴い、高松家御用地になる。
昭和09(1934)年 高松宮から公園地として東京市へ下賜(かし)される。市は整備工事の後、「有栖川記念公園」として開園。
昭和37(1962)年 有栖川宮熾親王像が移設される。
昭和48(1973)年 敷地内に都立日比谷図書館の蔵書を引き継いだ「都立中央図書館」が開館。
昭和50(1975)年 港区立公園になる。

有栖川宮記念公園からの帰り道

周辺にはドイツやスイス、ノルウェーなどの大使館がある為か、外国人のご家族も多く見かけられました。虫網やかごを持って駆け回っている子供たち。公園地として敷地を下賜された高松宮のおもいが今に活かされているなと感じました。

有栖川宮記念公園の基本情報

住所:東京都港区南麻布5丁目7-29
https://www.arisugawa-park.jp/index.php

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