インスタ映えする台湾版サラメシ本!「台湾のお弁当」読んで味わうお弁当
今日は神保町にある「内山書店」さんのツイートを見て即買いした本をご紹介します。それは「台湾のお弁当」(誠文堂新光社)です。
まず、表紙のお弁当をじっくり見てみましょう。爌肉と煮卵、ブロッコリー、パプリカ、ピーマンなど。彩り鮮やかなお弁当に思わず視線が釘付けになりました。美味しそうだな…
そして、このまーるいステンレス製のお弁当箱。私も愛用しているのですが、今の使い方では実力を十分に発揮できていないこと…をこの本を読んで知りました。それは「お弁当を温める」こと。
台湾では、多くの職場や学校に蒸飯箱や大同電鍋があり、お弁当箱ごと温めることができるんですね。日本では電子レンジを置いているところはありますが…そうすると「ステンレス製」でなくてもいいような気がして…
さて、この本では台湾で暮らす10人のお弁当を見せてもらい、お弁当を作るきっかけや誰が作るのか(自分であったり家族であったり)、今の仕事(更に今につながる人生)や「いつどこで誰と」食べているのかなどを、お弁当にまつわるストーリーが語られています。前日の夕食に出すおかずを詰めていることが多いのかな。そして、実際に作ってみたくなった方へ、盛り付けされたおかずのレシピも紹介。日本で手に入らない食材や調味料は、代用できるものを案内されていて、とても便利です。
更にお弁当まわりの道具類、調味料を紹介。台湾料理を食べ歩きしている際、「この味にはどんな調味料を使っているんだろう?」って思っていた疑問にも答えてくれます。
何より、多くの写真が掲載されているので、「お弁当を見て読んで味わっている」感覚になるのではないでしょうか。読み終えた感想は、「NHKの人気テレビ番組「サラメシ」を読んでるような感じがするなぁ…」。
なかなか外出や旅行がしずらい今、台湾ロスを補いたい方やおうちで台湾の家庭料理を作って味わいたい方にぴったりの本だと思います。
最近、本を読む機会がグッと増えました。一番の要因は、コロナ禍で外出控えて自宅で過ごす時間が劇的に増えたため。当初スマートフォンでSNSを見る機会が多くて、依存症になっていく自分が怖くなった為、他に目を向けたくて、テレビドラマやドキュメンタリーを見るようにしたこともありました。
でも、あるとき、自分にとって何も残らないムダな時間を過ごしたのでは…という罪悪感に襲われるようになり、色々試すうちにもともと好きだった「本」へ回帰したのでした。本は読んだ達成感や読後に抱いたおもいというか感想が自分の色々なものの見方に変化をもたらしてくれるな…特に先が見えにくく、どことなくギスギスしている今の日本で、その渦に飲み込まれないように、自分を見失わない為に…