小湊鐵道 房総里山トロッコ4号 養老渓谷駅から上総牛久駅まで乗車記 2021年3月
今回は、小湊鐵道さんが五井駅~養老渓谷駅間で週末(観光シーズンには平日)を中心に運転されている、「房総里山トロッコ号」に乗車しました。
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房総里山トロッコの予約方法
房総里山トロッコは乗車券(普通乗車券、1日フリー乗車券、房総横断乗車券など)の他に、整理券(600円/大人・子供同額)が必要。乗車2日前の16時とまでに、里山トロッコ専用ダイヤルへ電話で申し込みする他、小湊鐵道さんのホームページ内にある「房総里山トロッコWEBサイト」から手続きすることができます。今回はWEBサイトで予約。この際に、整理券引換票が表示されるURLが記載されたメールが届きました。
この引換票を印刷、またはスマートフォンやタブレットの画面に表示できる状態にして持参。乗車駅の窓口で見せて整理券を購入します。なお、空席がある場合は当日券も販売されています。
房総里山トロッコの編成
機関車のすぐ後ろが4号車で以下1号車まで4両の客車を連結。その内、真ん中の3号車と2号車が展望車です。
房総里山トロッコの座席
今回は、展望車・3号車に乗車しました。
座席は窓側の席がAD席、通路側の席がBC席。私が予約した席5Aは、進行方向を背にした座席でした。ちなみに、向かいの5Dが進行方向の席です。また、五井駅発の下りは、AB席が進行方向の座席、CD席が進行方向を背にした座席となります。
窓ガラスがない吹き抜けになっている車両で、風を感じながら乗り鉄旅を楽しむことができました。
房総里山トロッコ4号の運転時刻
房総里山トロッコ4号は、養老渓谷駅を12:50に出発。月崎駅に13:06に到着した後、里見駅に13:20に到着。ここで約2分停車して、下り養老渓谷駅行き列車と行き違います。
次は上総牛久駅に13:48到着。約20分の停車中に、下り養老渓谷駅行き列車と行き違った後、終点・五井駅に14:55到着します。(2021年3月現在)
養老渓谷駅から上総牛久駅までの車窓
五井駅から養老渓谷駅に到着した「房総里山トロッコ3号」が、折り返し里山トロッコ4号になります。機関車の付け替えは行われず、このまま1号車を先頭にして出発します。
窓口で当日券を購入されたお客さんを合わせて、ほぼ満席の状態で養老渓谷駅を出発した「房総里山トロッコ4号」は、最初の見どころ「石神菜の花畑」へ。じゅうたんを敷き詰めたように一面が菜の花で覆われている景色が広がり、車内から「きれい!」「すごい!」の声が出ました。
登録有形文化財に指定されている養老川第四橋梁の上では、スピードを落として運転。川から心地よい風が吹いてきました。車掌さんのアナウンスによると、高さ20mの場所を走行しているので、高所恐怖症の方はあまり下を見ないようにご注意ください…とのこと。一瞬、鳥の鳴き声が聞こえてくるくらい静かになりました。
続く大久保隧道(長さ421m)に入ると、一気に気温が下がってひんやりしてきます。
養老渓谷を出発した房総里山トロッコ4号が、最初に停車する月崎駅。意外にもここで下車されるお客さんがおられました。ちょい乗り需要もあるのですね。
次の停車駅・里見駅では、下り養老渓谷行き列車と行き違います。ここで折り返す方も多く下車。車内に空席が目立つようになりました。
高滝駅を通過すると、間もなく車窓に人造湖・高滝湖が広がり、高滝取水場が見えます。
湖面に映る空と雲が印象的でした。
上総川間駅を通過すると、次は上総牛久駅です。
上総牛久駅
駅前駐車場がある上総牛久駅では、半数のお客さんが下車。この駅で行違う養老渓谷行き列車に乗り換える為、私もここで降りました。
なお、房総里山トロッコ4号はこの駅で約20分停車するので、この駅でゆっくり車両撮影を楽しむことができます。
房総里山トロッコ4号からの帰り道
予想以上に車窓を満喫できた「房総里山トロッコ4号」の旅。今回は、菜の花や桜が見ごろを迎えていた春に乗車しましたが、四季それぞれ違った景色を楽しんでみたいなと思いました。