福記古厝 伝統的三合院建築を彩るマジョリカタイルに感動
今回は屏東県林邊郷に今も残る、客家の伝統的な三合院建築の「福記古厝」を訪ねました。
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福記古厝への行き方
旅の起点は、台鐵屏東線の林邊站。まず駅前から幹線道路の中山路を目指します。続いて、左へ曲がり、この中山路を潮州方面へ向かって歩きます。すると、探していた美華路の道路看板を見つけて右へ。突き当たったY字路を左へ。栄農路を歩くと、まもなく目指す「福記古厝」が見えてきます。
正面へ回って、門から中へ。
福記古厝の歴史
福記古厝の福記とは商標で、又の名を「鄭家古厝」と言われていることから分かるとおり、ここは林邊で雑貨店を営まれていた、鄭さん一族の邸宅だそうです。
一條龍
まず、1899年頃に正面の建物・一條龍が完成。続いて左右の建物・左護龍と右護龍が完成。客家の伝統的な風格がある、閩式三合院建築になっています。
右護龍
左護龍
その後、鄭さん一族は、バナナや酒、タバコ、紅糖など徐々に取扱いや事業を拡大され、一大集積地ができたそうです。事業に成功された客家の人たちのサクセスストーリーを見ているようですね。
福記古厝のマジョリカタイル
壁に取り付けられた瓷磚(タイル)は、裏面の刻印から、日本製のマジョリカタイルと見られています。
かなりの数のマジョリカタイルが用いられており、鄭さんは財を成しておられたことが想像できます。
福記古厝の基本情報
住所:屏東県林邊郷栄農路8号
開放時間 08:00-17:30
入場無料