韓国の古都「慶州」で街歩き 世界遺産の仏国寺と石窟庵
ホテルをチェックアウトして、KORAIL慶州駅前へ向かいました。今回は路線バスで「世界遺産・仏国寺」を目指します。
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路線バスでKORAIL慶州駅前から仏国寺へ
やって来た10番バスは、KORAIL慶州駅前(起点は市外バスターミナル)から、途中、石塔や三龍変魚井が残る芬皇寺・普門観光団地・エキスポ公園付近を経由して仏国寺へ。この路線はKORAIL仏国寺駅付近や統一殿・国立慶州博物館の前を経由して、KORAIL慶州駅前(終点は市外バスターミナル)まで走る循環ルートになっています。なお、逆向きルートの11番バスもあります。
バスは市街地から郊外へ。窓の外を眺めていると、道路の両サイドに見ごろを迎えた桜並木が続きました。仏国寺前のバス停から入口まで続く広場や道沿いにも、見事に咲き誇った桜、桜、桜。青空と澄んだ空気、暖かい陽気の中、境内へ向かってちょっとしたハイキング気分を車内から楽しむことができました。
仏国寺を見学
仏国寺は、統一新羅時代に建てれら、1995年にユネスコの世界文化遺産の指定を受けました。近くに見えた入場券売り場でチケット(5,000ウォン)を購入して、一柱門から境内へ入ります。なお、入口は他にバス停から近い天王門がありますが、一注門から入って天王門から出るのがいいかと思います。
正面に見えてきたのが、紫霞門と安養門。それぞれ白雲橋と青雲橋、七宝橋と蓮華橋で地上と繋がっていますが、この石段は保存の為に上ることはできません。一旦右手に回って中へ入ることができます。
大雄殿の前には、多宝塔と印刷経「無垢浄光陀羅尼経」が発見された釈迦塔が並んでいます。
無説殿は最も早くに完成した建物と言われ、主に華厳経の講義に使われていたそうです。
中から読経が聞こえてきた羅漢殿には、釈迦牟尼像と提和竭羅菩薩像、弥勒菩薩像が安置されています。
境内はかなり広く見所も多いので、個人旅行では、ゆっくり時間を取ってプランングされることをオススメします。(私は後半駆け足になってしまったので。)
路線バスで仏国寺から石窟庵へ
つぎに吐含山の中腹にある、石窟庵を目指します。仏国寺へ向かう際に降りた場所と同じバス停から出発するシャトルバスに乗車。このバスは本数が少ないので、事前にチェックしておきましょう。
うねうね続く山道を20分ほど走り、バスは山上の駐車場に到着。
石窟庵を見学
大鐘閣の近くにあるチケット売り場で、入場券(5,000ウォン)を購入して山道をしばらく歩きます。
ここ石窟庵は、花崗岩で組んだドームの上から土をかぶせて作られた人工石窟。仏国寺と共に1995年ユネスコの世界文化遺産の指定を受けました。
現在は中の撮影が禁止されていおり、ガラス越しの参拝になります。安置されいる、ご本尊の釈迦如来像の穏やかな表情や周囲に施された菩薩や四天王の姿、新羅仏教芸術の最高峰といわれる内部の様子を自分のまぶたに焼き付けるべく、しっかりと時間をかけて見学しました。