福島市 満腹 円盤餃子発祥のお店でパリッとモチっとジューシーに至福なひととき

今宵お世話になる福島駅前のホテルでチェックインを済ませて、さて晩御飯どうしようかなぁ…フロント係の人に地元の食材を使った料理を食べさせてくれる居酒屋をご紹介いただいて出発!

初めて降り立った福島県の県都・福島。週末とあってか、披露宴帰りの人達があっちにもこっちにも大賑わい。これから二次会に繰り出そうとされてるんだなぁ…ジュンブライド…ちょっと羨ましい響きだ…と心で呟きつつ先へ。

通りかかった軒先に吊られた青い暖簾に、「餃子会館」の文字が目に飛び込んできました。おーっ、餃子と言えば、お隣の栃木県宇都宮が思い浮かぶんだけど…もしかして…とGoogleで検索してみるとドンピシャ!ちょっと読み込んでいくと、福島の餃子の特徴は、数十個の餃子を皿の上に丸く並べた「円盤餃子」とのこと。おーこれは気になるぞ~ってことで予定変更!このスタイルの元祖のお店とされる『満腹』を目指します。ただ地図を見るとちょっと歩くのかなぁ。駅前から延びる並木通りを歩きます。繁華街を通り抜けて、福島テルサ(ここでも披露宴があった模様)がある角を左手へ。すると、だんだん周りは住宅街の様な佇まいに。本当にここにお店があるのかな…ちょっと心配にになりつつ、更に細い路地へ。すると、“満腹”と書かれた灯りがともった看板が目に入ってきてやれやれ。ちょうど夕食どきのこの時間帯にひとり…って大丈夫かなぁ…人気店ぽいし、断られたら嫌だなぁ…とモヤモヤしてきた心を振り払って戸を開けます。

独りですが、いいですか?恐る恐る伺うと、どうぞ、カウンターへと声をかけていただきホッとしました。店内にはたくさんのサインが並び、奥の座敷はご家族連れやグループのお客様で大賑わい。さて、メニューを見ていると…あっ、餃子専門店なのでラーメンや白ご飯、炒飯などはありませんとの断りが。凄いなぁ…拘りというかプライドというか自信というか、その心意気にちょっと感動しました。ならば、私も心していただかないと…

ってことで「餃子(1,620円)」と生ビールをオーダー。店員さんから注文を告げられた女将さんは、奥に声をかけていました。どうやら餃子を作っている厨房のご主人と数の調整をされているよう。この後、何組かあったグループのお客様のオーダーの際に、ストップがかりそうになったので、おそらく…。さて、生をジョッキ半分くらい飲んだ頃、やってきました、お待ちかねの

円盤餃子

おーっ、ひと皿に30個の餃子。スゲー、ボリューム。ひとりで食べきれるかなぁ…と悩むが、ご飯とかないから、いけるでしょう!ってことで、早速パクッと。おーっ、パリっとした感触の後にモチっとした弾力にある皮、その後に、じわーっと肉汁が口の中で旨味が広がります。ほほう、こうきたか。そして、食べだしたら止まらない笑。知らず知らず、次から次からへ箸が皿に伸びていきました。ちなみに来店される方の大半が、ひとりでひと皿食べきるそうです。そして私も完食!ご馳走様でした。

ホテルに戻って、お店のホームページを見ていると、皮は手練りで作られているとのこと。あのもっちり感はこの匠の技が生み出しているのか。

福島の餃子のは、浜松、宇都宮と並び日本三大餃子と称されているそうです。是非このひと皿を食べに、福が満開、福の島・福島へお越し下さいね。

満腹の基本情報

住所:福島県福島市仲間町1-24
電話番号:024-521-3787
営業時間 16:30-餃子がなくなり次第終了
※火曜日定休

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