下北半島 霊場恐山へひとり旅 荒涼とした景色が広がり地獄めぐりと宇曽利山湖を望む極楽浜
西の高野山、比叡山と並ぶ日本三大霊場のひとつ下北半島 恐山菩提寺。毎年5月に開山し10月末に閉山する、東北随一のパワースポットを見学しました。
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恐山へのアクセス
まず、東京駅から東北新幹線に乗車して八戸駅へ向かいました。到着後、在来線に乗り換え。青い森鉄道・JR大湊線に直通運転する快速しもきた号を利用しました。終点・大湊駅のひとつ手間、下北駅で下車。
下北駅前にあるバス乗り場から、恐山行き直通バスに乗車しました。(下北駅前から恐山まで運賃:片道800円)このバスは、入山可能な期間に運転。時折流れる恐山案内の音声テープ、なかなか年季が入ってます。運転手さんの特別な計らいなのか、途中の冷水バス停で一時停車してくれ、湧き水を飲むことができました。また、宇曽利山湖にそそぐ三途の川、ここを渡る太鼓橋の前でも徐行していただき、恐山バス停に到着。
恐山の観光
バスを降りた後、まず総門側にある入山受付所で入山料(500円)を支払いました。中に入ると、正面に山門、右手が寺務所、左手に供養の道場と言われる本堂が見えました。
五百羅漢が納められた山門を通り抜けると、参道を挟んで両サイドに湯気が登る湯治場。右手が薬師湯、左手に古滝の湯と冷抜の湯。正面が祈願祈祷の道場と言われる本尊安置地蔵殿。そこは息を呑むほどの別世界。
お守りを授かったあと、本堂である本尊安置地蔵殿をお参り。見学順路に従って地獄めぐりに出発しました。
まずは荒涼した景色が広がる無間地獄
続いて血の池地獄
塩屋地獄、賭博地獄、重罪地獄、どうや地獄、金堀地獄、修羅王地獄と巡りました。
積み上げれら石、鼻をつく硫黄の臭い。かざぐるまがまわる音以外は、他の参拝者の人たちの声はほとんど聞こえず。昔からここを訪れる人たちが感じてきた、言葉で言い表すことができない重みがひしひし伝わってきました。周囲を見渡すと紅葉がはじまった山々が視界に入り、この季節感によって辛うじて気持ちが和らぐ感じがしました。
地獄めぐりのオアシスは、極楽浜と宇曽利山湖。
恐山の入浴施設
今回は時間がなかったのですが、山門と地蔵堂の間には温泉施設があり、入浴もできます。建物によって男女別になっていて、入浴可能。各自でタオル等事前にご用意してください。ただし洗い場はなく、じっくり湯に浸かる湯治場の雰囲気。
恐山観光の所要時間
今回下北駅前~恐山のバスの時間に合わせて、見学時間を1時間確保しました。実際にここに書いたとおりに私が見学した所要時間は45分ほど。時間が余れば入浴や食事もしたいなぁと考えていたのですが、叶いませんでした。逆に言いますと、見学時間だけで1時間弱、食事と入浴に各30分かけたとして2時間、3時間かければ余裕がありますでしょうか。食事をとる速さなど人によって異なるので、ご自身の普段のペースを考えてスケジューリングされるのがよさそうですね。
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恐山菩提寺の基本情報
住所:青森県むつ市田名部宇曽利山3-2