リゾートしらかみ 橅編成で辿る五能線の旅 弘前から秋田へ 風光明媚な沿線風景を車窓より
東京より一足先に秋の訪れを感じる東北地方へ。今回はJR五能線を走る、快速リゾートしらかみ4号に乗車します。この列車は、青森駅から出発して弘前駅を経由、一旦通り過ぎた川部駅から五能線に入り全線走り抜けた後、奥羽本線の秋田駅まで走ります。
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リゾートしらかみ橅編成の車両
弘前駅ホームで待っていると、入線してきたリゾートしらかみ4号は緑色の橅編成。2016年にデビューしたばかりのディーゼルハイブリッド車両です。4両編成の全車指定席。先頭と最後尾の1、4号車にはイベントスペースを併設した展望室、2号車はボックス席、3号車にはカウンターORAHO(おらほ)があります。
車内に入り、指定された席へ。見晴らしのいいとても大きな窓とカラフルなシートが目を引きます。
リゾートしらかみから見える秋
弘前駅を出発した列車は、色づいた実を沢山つけた林檎畑のそば通って走ります。天気が良ければ岩木山を車窓に見ることができそうですが、この日はあいにくの空模様。意外だったのは、リゾート列車ですが地元の方の利用が多かったこと。リゾートしらかみが走る、五能線の本数が少ないので、補完する役割も担っているのでしょう。
津軽鉄道が接続する五所川原駅、巨大な遮光器土偶が出迎えてくれる木造駅、陸奥森田駅を過ぎると、日本海が見えるようになってきます。
千畳敷駅で散策・日本海を辿りながら南下
15分程停車時間がある千畳敷駅で外へ。海岸線から岩畳が広がる光景を眺めました。
晴れていれば、次の深浦駅付近から綺麗な夕日を目にすることができそうです。ここで下りのリゾートしらかみ5号とすれ違い
白神山地のすそ野に点在する湖沼、その中でも湖面が藍色に輝く青い池が人気の十二湖。最寄駅の十二湖駅を過ぎる頃には、そろそろ夜を迎えようとしています。世界遺産・白神山地の玄関・あきた白神駅を出ると、次は能代駅。奥羽本線と合流する東能代駅を出ると、八郎潟駅、追分駅と停車。終点・秋田駅には予定よりやや遅れて到着しました。