今回は山形県庄内町の立谷沢地区にある「檜澤山 御瀧神社 熊谷神社」を訪ねました。
Table of Contents
熊谷神社の行き方
熊野神社の最寄り駅は、陸羽西線の清川駅。駅前から出ている北月山荘行きの庄内町営バスに乗車して、下中村バス停で下車します。そこから立谷沢川第二発電所まで行きます。
入口を示す看板のそばには「中村龍神供養塔」があります。ここから矢印に従ってさらに安世波川の上流へ向かって歩いてゆくと「熊谷神社」に到着しました。
なおバスの本数が少ないので、清川歴史公園か清河八郎記念館でレンタサイクルを借りて向かう方法もあります。
水稲品種亀之尾発祥乃地碑
篤農家・阿部亀治さんが1901年9月ごろに熊谷神社を参拝した際、低温に強いはずの冷立稲が、節で折れたり茎や幹が倒れたりと無残な状態にあるのを目にしました。
ところが、その中に稲穂を実らせた3本の稲があり、これを持ち帰って培養を始めました。天候不順やウンカ大発生で大きな被害が出た1905年、軽微な被害で豊作となった稲を「亀ノ尾」と名付けられました。亀ノ尾は中心に各地に普及、一時は東北地方の水田の35%で栽培されていたそうです。阿部亀治さんをはじめ庄内の篤農家につて展示している「亀ノ尾の里資料館」で詳しく学ぶことができます。
檜澤山 御瀧神社 熊谷神社
訪れたのは11月下旬。既に雪囲いが設置されていましたが、参拝できました。
頭上の扁額(神額)を見ると「檜澤山」書かれています。ここには、「御瀧神社」「熊谷神社」ふたつの神様が祀られているのをここにきて初めて知りました。
御瀧神社の御祭神は水速女命(みずはやめのみこ)と天照大神。一方、熊谷神社の御祭神は、熊谷三郎兵衛さん。熊谷三郎兵衛さんが自らの姿を彫ったとされる「御影像」がご神体です。
熊谷神社の参拝方法
熊谷神社の御影像のそばには、お供え物と思しきタオルや手ぬぐいが置かれています。聞くところによると、御影像に触れて祈願した際にこのタオルや手ぬぐいを持ち帰り、お礼参りの際に新しいタオルや手ぬぐいを倍にしてお供えするそうです。
お世話をされている方に会釈をして、更に奥へと進みました。
御瀧
熊谷神社の基本情報
檜澤山 御瀧神社 熊谷神社
住所:山形県東田川郡庄内町肝煎丑ノ沢71
https://kumagaijinja.wixsite.com/mysite-1