今回訪れたのは、上野御徒町エリアにある「台湾客家料理 新竹」さん。魯肉飯や大根餅など定番の台湾料理の他、客家小炒や梅菜扣肉といった客家料理を味わうことができます。
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台湾客家料理 新竹の行き方
御徒町駅南口から東京メトロ日比谷線・仲御徒町駅を経て、首都高速1号線の高架下を通過。駅前の賑わいからガラッと変わって、オフィス街に入ります。大阪だと船場あたりの雰囲気に似ている印象。
そして突き当たる御徒町公園から右へ曲がりしばらく歩くと、目指す「台湾客家料理 新竹」さんが見えてきました。
客家料理とは
客家料理の特徴は、漬物や乾物といった保存食を使った料理が多いこと。その為、塩味がよく効いています。中国大陸から台湾へ移住した客家の人々は、台湾の豊富な食材を活かして客家料理を進化させました。戻した干しイカと野菜を炒めた「客家小炒」や豚バラ肉と高菜を醤油で煮込んだ「梅菜扣肉」、きしめんのような平たいライスヌードルを炒めた「炒粄條」などがあります。
台湾客家料理 新竹の店内
引き戸を開けて、そばにいた店員さんに「ひとりです。」って人差し指を揺らしながら声をかけました。促されるままに、アクリル板が設置された丸テーブル席に座ります。夕方5時過ぎとあって、まだ先客はおられず。
客家炒飯
手渡されたメニューを見て何を食べようか…としばらく思案。定番の客家小炒が目に入るも、ひとりだと量が多いので何人かでシェアしたいところ。折角なので客家料理が食べたい!ってことで、今回はテイクアウトのメニューには無かった「客家炒飯(850円)」をオーダーしました。
程なくして、客家炒飯が目の前に運ばれてきました。昔永谷園さんのCMで見たように、出来立てアツアツの炒飯をハフハフさせながらいただきます。
高菜の漬物の塩味を存分に活かした味付けがされた客家炒飯。色々想像しながら食べていると、シンプルだけど奥が深いように感じました。
客家丼
客家丼は、肉そぼろと炒められた青梗菜がご飯の上にのったシンプルな丼。ですが、そのあっさりした味の中に奥深さを感じます。
「客家料理の味付け」ってこうだったなって思い出させてくれました。更に、添えられた大根のスープがまたいい!透き通った見た目の通りの味わいに、生姜がナチュラルに効いていました。
台湾客家料理 新竹のテイクアウトメニュー
新竹さんでは現在「新竹弁当」と題して、ご飯ものや麺類のテイクアウト対応されており、店先に専用の窓口があります。メニューには名物の客家丼をはじめ、魯肉丼や焼き米粉、排骨丼などあり。
職場やご自宅で台湾料理を味わえるとあって人気があります。
人気の客家丼をテイクアウト
今回は人気料理「客家丼(500円)」をテイクアウトして、「ノーガホテル秋葉原東京」さんのお部屋でいただきました。
蓋を取ってみると、いい香りが広がりました。結構ボリュームがあります。程よい塩梅に味付けされた挽き肉は、白ごはんが欲しくなる美味しさ。他によく味がしみこんだ煮卵にチンゲン菜。
客家の人々は、塩漬けや乾物など長期保存が効く加工技術を編み出して、決して食材を無駄にはしませんでした。その食文化の一端を、客家丼をいただきながら感じました。
台湾客家料理 新竹の帰り道
レジで精算を済ませて外に出ようとすると、そばに置かれた台湾の観光パンフレットと「台湾観光」が目に入ります。お店の方にお願いして、いただいて帰りました。
特集はMRT開業で注目が集まる「台中」。ページをめくりながら、しばらく行けない台湾を懐かしく眺めました。
台湾客家料理 新竹の基本情報
住所:東京都台東区台東3-14-9 水野ビル1F