今回はJR遊佐駅からレンタサイクルを利用して、遊佐町で街歩きを楽しみました。
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NPO遊佐鳥海観光協会
JR遊佐駅にある遊佐鳥海観光協会さんでレンタサイクルを借ります。受付で申込書に必要事項を記入後、自転車のカギを受け取りました。なお、自転車の利用時間は午前9時から午後5時まで。自転車は5台用意されています。
遊佐カレー
出発前に腹ごしらえ。JR遊佐駅構内にある「遊佐カレー遊佐駅本店」さんで、旬の野菜カレー(800円税込)をいただきました。
この日使われていたお野菜は、さつまいもや人参、しめじ、赤かぶ、ブロッコリー、パプリカ、キャベツ、レタス、ミニトマト、いんげん。地元・遊佐産の野菜を使ったカレーを食べて、心も身体も温もりました。
玉龍寺
まず最初に向かったのが、玉龍寺さん。藤沢修平さん著「義民が駆ける」を読んで訪ねたいと思っていた場所です。
この義民が駆けるの題材になった「天保の国替事件」ついて、入口の案内板でおさらいしました。
天保の国替事件
江戸幕府は、天保十一年(1840年)庄内藩であった酒井忠器を越後国長岡へ、長岡藩主の牧野備前守を川越へ、川越藩主松平大和守を庄内へ転封(領地替え)することを命じました。この命令に対して、領民たちは「百姓といえども二君に仕えず」を旗印に転封中止の運動を始めます。この運動を指導したひとりが、玉龍寺の文麟和尚でした。領民たちが重ねた命がけの訴願は幕閣の意見をかえさせ、天保十二年(1841年)この領地替えは中止となりました。
境内には、この領民の義挙を伝える戴邦之碑と文麟碑があり、毎年7月16日には義民の追悼会である「戴邦碑祭(たいほうひさい)」が行われています。
玉龍寺の基本情報
住所:山形県飽海郡遊佐町江地上屋敷田76
旧青山本邸
玉龍寺から自転車に乗って約40分。やってきたのは「旧青山本邸」です。ここは漁業で成功して一代で財を築いた、青山留吉と青山家の繁栄を物語る文化遺産を展示されています。
まず、明治23年(1890年)に建てられた旧青山本邸の茶の間で、青山留吉と今に繋がる青山家の歴史に関する映像を視聴。この後、本邸内を見学してゆきました。
また、2020年10月17日から2021年09月26日まで開催されている、企画展「青山家と北海道の絆」も見学しました。
旧青山本邸の基本情報
住所:山形県飽海郡遊佐町比子字青塚155
開館時間 09:30-16:30(入館は16:00まで)
※12月1日から3月31日までは10:00-16:00(入館は15:30まで)
大泉坊長屋門
旧青山本邸から一旦、JR遊佐駅へ戻り休憩。そのあと再び自転車に乗って向かったのが「鳥海山大物忌神社蕨岡口ノ宮」です。駅を出発して30分後、自転車を降りて長い石段を上りました。ここで最初に見たのが「大泉坊長屋門」。
天保五年(1834年)に建てられた、宿坊「大泉坊」の長屋門でした。
大泉坊長屋門の基本情報
住所:形県飽海郡遊佐町上蕨岡常盤森1
鳥海山大物忌神社蕨岡口ノ宮
大泉坊長屋門から少し歩くと、鳥海山大物忌神社蕨岡口ノ宮の随神門が見えてきました。
鳥海山大物忌神社は大物忌大神を御祭神として、鳥海山山頂に本社、その麓に「口の宮」と呼ばれる里宮が吹浦と蕨岡の二ヶ所に鎮座しています。
随神門を通り抜けると、右手に社務所、左手に本殿がありました。
鳥海山大物忌神社蕨岡口ノ宮の基本情報
住所:山形県飽海郡遊佐町上蕨岡松ヶ岡51
http://www9.plala.or.jp/thoukai/