今回は本郷三丁目駅から春日駅まで、樋口一葉ゆかりの地を巡る街歩きに出かけます。
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本郷三丁目駅から東大赤門前まで
都営地下鉄大江戸線の本郷三丁目駅で下車して3番出口から地上へ。本郷通りを駒込方面に歩きます。東大赤門の向かい側、法真寺境内に続く左手の参道へ入ると看板が見えてきました。
桜木の宿
この看板のもう少し先の左側が、樋口一葉が5歳から10歳になる頃に暮らした住居があった場所。後年、樋口一葉はこの場所を「桜木の宿」と呼んで懐かしんだそうです。
振り返れば、その短い生涯の中で一番裕福だった時間、多感な少女が読書に目覚めた場所。私が感じたことです。
東大赤門前から菊坂通りへ
奥にある法真寺をお参りした後、本郷通りへ戻って先ほどそばを通った菊坂通りを歩きます。途中、「Be green by KIELO COFFEE」さんで休憩。
一葉ゆかりの旧伊勢屋質店
菊坂通りを暫く歩くと、右手に土蔵と木造の建物が見えてきます。ここが「旧伊勢屋質店」。樋口一葉が近くに引っ越ししてから、苦しい家計をやり繰りする為に何度も通ったそうです。
樋口一葉終焉の地となった場所からも近く、葬式の際には伊勢屋の主人が香典を持って弔ったことが案内板に書かれていました。
樋口一葉旧居跡
旧伊勢屋質屋店から更に少し歩いて、本郷五郵便局手前で路地を左へ入ると本郷四丁目児童公園の前に出ました。両サイドに住宅が並ぶ細い坂道を上り、石畳の路地へ入った場所付近が樋口一葉が19歳から22歳まで暮らした旧居跡。当時の住所は「本郷菊坂町七十番地」です。下町風情漂う雰囲気にちょっと圧倒されました。
菊坂通りから春日通りへ
樋口一葉旧居跡から元来た道へ戻り、もう少し先へ進むと炭団坂(だどんざか)へ続く坂道に出ます。この石段を上ってゆきました。
文京ふるさと歴史館
炭団坂を上った先にあるのが「文京ふるさと歴史館」。樋口一葉に関する展示もあり、中を見学することにしました。
ちなみに、文京ふるさと歴史館の隣りにあるお屋敷は、秩父セメント創業者・諸井恒平氏の邸宅だそうです。
春日通りから白山通りへ
文京ふるさと歴史館から春日通りへ出た後、春日駅前を経て白山通りを巣鴨方面に歩きます。
樋口一葉終焉の地
この白山通り沿いの右手に見えてくるのが「樋口一葉終焉の地」。当時の住所は「本郷丸山福山町四番地」です。
現在は石碑と案内文が建っています。白山通りを挟んだ向かい側には、柳町仲通り商店街の入口が見えました。