今回は山形県戸沢村角川地区で2023年6月29日に開催された「戸沢村フットパス(主催:NPO法人 田舎体験塾つのかわの里)」に参加しました。
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フットパスとは
フットパスとは、田園風景や古い町並み、自然など地域のありのままの風景を楽しみながら歩くこと。イギリスが発祥で『Foot=歩く』『Path=小径』と訳されます。
コース
今回のフットパスのコースは、やまなみセンターから農村環境改善センターまで約9.5㎞。参加者8名とスタッフ3名の11名で出発します。
角川を歩く
農村環境改善センターで集合した後、村営バスでやまなみセンターへ向かいました。
やまなみセンター
やまなみセンターは県道57号(戸沢大蔵線)から少し横道へ入った場所にあります。
ここからフットパスをスタート。
平根のコナラ
幹回りは6.05mあり、全国第2位の太さだそうです。
鯉が住む池
ガイドさんのお話によると、この池には大きな鯉がいるそうです。
与吾屋敷の棚田
与吾屋敷の棚田は谷全体が棚田になっており、『やまがたの棚田20選』に選ばれているそうです。
また、この辺りでは農具を作っていたそうです。(砂鉄が採れたことと関連あるのかも)
追分石
ガイドさんに教えてもらわなかったら、恐らく気づかなった『追分石』
この追分石は天保年間に設置されたそうです。江戸時代を中心に肘折から角川を経て羽黒山へ向かう人が多かったようです。
湯殿山碑
この辺りから今神温泉方面へ向かう下り道があるそうですが、悪路の為お勧めできないとのこと。
戸沢村防雪センター(西沢地区公民館)
戸沢村防雪センター(西沢地区公民館) で休憩。地域の方からアイクリームを差し入れしていただきました。
角川の昔ばなし
お坊さんが狐の耳元で法螺貝を吹いて驚かせたそうです。ある日、お坊さんの前を葬式の一行が通りかかります。杉の木の上に登って様子を見ていると、棺桶から女性が出てきて、坊さんを探してはじめます。と…ここでハッと目が覚めました。教訓:動物にいたずらをしてはいけない。
寺台農園管理棟
寺台農園管理棟で休憩。
近くに観光ワラビ園があるそうです。
農村環境改善センター
ゴールの「農村環境改善センター」には、国民健康保険発祥の地の碑があります。
フットパスを終えて
やまなみセンターから農村環境改善センターまで、途中休憩を挟んで約5時間で到着しました。普段だと車でサッと通り過ぎてしまい、見える景色も限られていると思いますが、ガイドさんと一緒にゆっくり歩くことによって、沢山の出会いがありました。また別の季節にでも歩いてみたいです。