今回は2022年10月29日に開催された「庄内町まるごとトレッキング2022 板敷山古道コース」に参加した体験をレポートします。途中、背丈ほどある笹やぬかるんだ山道に悪戦苦闘。気分は川口浩探検隊。未確認生物には遭遇しませんでしたが、紅葉に彩られた景色を楽しむことができました。
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庄内町まるごとトレッキングとは
庄内町まるごとトレッキングは「やまがた緑環境税」を活用した事業となり今年で16年目。2022年は10月8日(土)開催「北月山登山コース」と10月29日(土)開催「板敷山古道コース」とふたつのコースが設定されました。
板敷山古道コース
今回歩いた「板敷山古道コース」は、庄内町立谷沢地域の板敷敷地内を出発して、戸沢村へ入って神代杉の森を経て高屋駅までの約8キロメートル。一部区間はかつて「板敷越えの道」として利用されていた古道を歩きます。
板敷越えの道とは
立川町史上巻によると、関所がった庄内町清川から山越えをして戸沢村古口に至る道で、最上川舟運の代替ルートとして利用されていたそうです。清川から立谷川左岸を片倉、肝煎を経て松ノ木で立谷沢川渡り、板敷川の右岸から尾根伝いに進み、戸沢村三ツ沢から山を下って古口へ入ったとのこと。
狩川まちづくりセンターから板敷地内へ
集合場所の庄内町狩川まちづくりセンターからバスに乗車して7:30出発しました。
今回は指導者2名、事務局5人、参加者17名の計24名。途中、道の駅しょうない風車市場でお手洗い休憩がありました。バスは国道47号線の東雲橋手前から県道45号線へ入り、立谷沢川沿いを走ります。板敷橋を渡ってすぐのT字交差点を左折。少し行ったところでバスを降りました。
板敷敷地内からトレッキング
東側から板敷川が流れ、すぐそばに立つ小倉山林道入口の案内。
ここから少し少し広い場所へ移動して、開会式が行われました。今回指導者として道案内をしていただく、庄内町林業振興協議会の長南厚さんと土門敦さんをはじめ、事務局を務めれらた庄内町農林課のみなさんの自己紹介並びに諸注意を終えて、8:30にトレッキングスタート。
最初は開けた場所を歩きますが、徐々に道なき道のような藪をかきわけて倒木を越えて先へ先へ。途中、砂利を敷き詰めた林道と合流。
この沢が庄内町と戸沢村の境目だそうです。板敷山(630メートル)へ続く登山道と分岐点を通過。
霧がかかり幻想的な雰囲気のブナ林と笹。天気が良ければ、土湯山や板敷山を望むことができるのかな。
予定より早めにお昼休憩に入るも、雨が降って気温が下がってきたため、早々にトレッキング再開。やがて木々の間から最上川が見えてきました。
戸沢村角川へ抜ける道との分岐付近で休憩。昔は近く集落があったそうでビックリします。この辺りから下り坂が続きました。今回のトレッキングもいよいよ大詰め。
神代杉の森
古来より土湯杉・仙人杉・山ノ内杉とも呼ばれてきた「神代杉」
神秘的な光景が広がります。
陸羽西線の高屋トンネル出入口そばを通って、
ゴールの高屋駅へ。
到着したのは16:45でした。
トレッキングを終えて
関係者の皆さんが何度も調査して探し当て整備されてきたそうで、その努力に敬意を表すと共に、機会を見つけてまた歩いてみたいとおもいます。こういった形のトレッキング3回目の私でしたが、無事完歩できてよかったです。参加された皆様お疲れ様でした!