今回は、山形県鶴岡市にある善寳寺さんを訪ねました。曹洞宗大本山総持寺の直末で、漁業関係者の信仰が厚いことから、別名・東北の琴平様とも言われていたそうです。
境内には、五重塔をはじめ531体の羅漢像を安置した五百羅漢堂や龍王殿など見どころが多く、ゆっくり参拝をしながら巡りたいところ。また、少し離れた場所には、平成時代に人面魚がいるいと話題なった「貝喰みの池」があります。
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庄内交通 湯野浜線(善寳寺経由)
善寶寺へのアクセスは、エスモールバスターミナルからJR鶴岡駅前を経由して湯野浜温泉へ向かう庄内交通の路線バスに乗車します。なお、加茂水族館を経由する路線バスは、善寶寺の前を通らないのでご注意ください。
善寳寺の境内
工事中の総門の側を通りぬけると、左側にに五重塔が見えてきました。総檜造りで、完成は明治26年だそうです
右側は五百羅漢堂。
総門から石段を上がって、本堂を参拝。
続いて、左手の参道から後ろにある龍王殿へ
貝喰みの池
境内の案内板に従って坂道を下って、少し離れた集落に出てきます。続いて山側へ歩いて行くと、貝喰みの池の入口が見えてきました。
湖面を覗いて見ると、鯉が泳いでいる姿が確認できます。もしかしたら、この中に人面魚がいるんですかね。
旧庄内交通 善宝寺駅
お土産屋さんの向かいにある大きな駐車場。その一画にあるのが、善宝寺駅。鶴岡駅と湯野浜駅を結んだ庄内交通湯野浜線の駅のひとつでした。湯野浜線が1975年(昭和50年)4月1日に廃止になった後、駅は鉄道博物館として活用されていたみたいですが、現在は閉鎖されたままの状態。
柵の前から構内を見てみると、改札の向こう側・ホームに電車が停まっているのが確認できました。
外見はかなり傷んでいるようですが、今にも走り出しそうに見えました。皆さんはどのようにお感じになりますでしょうか?
なお、湯野浜温泉・下区公衆浴場の館内には、この電車が活躍していた頃の写真が展示されています。
是非、日帰り入浴を兼ねて足を伸ばしてもらいたいスポットです。