新幹線に乗車する前、姫路駅の改札近くにある売店の前を通りかかりました。乗車する「のぞみ号」の出発まで約15分。名物「駅そば」を食べようかと迷いましたが、慌ただしくなりそうなので断念。代わりに駅弁を探すことにしました。人気の「関西シウマイ弁当」も並んでいて惹かれましたが、せっかくならまだ食べたことのないものを選びたい。そんな気分で手に取ったのが、まねき食品さんの「春膳(はるぜん)」でした。
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春膳
「春膳」は3月から5月の期間限定販売で、お値段は1,180円(税込)。春の味覚が詰まった華やかなお弁当です。
たけのこご飯
小さい頃から春になると、我が家の竹やぶで採れたタケノコを食べてきました。私にとっては、春を感じる食材のひとつです。姫路市の太市地区はタケノコの名産地としても有名。ここのタケノコは、やわらかく、えぐみが少ないのが特徴で、関西の繊細な味付けによく合います。
「春膳」のたけのこご飯は、そんなタケノコの風味を活かした上品な味わい。ご飯の上に添えられたアサリの佃煮と一緒にいただくと、甘辛い旨味が加わり、さらにおいしさが増しました。
天ぷら・煮物
揚げ物は、サクッとした食感が楽しいレンコンの磯辺揚げと、黄緑色が鮮やかな枝豆と豆腐の天ぷら。煮物には、出汁がしっかり染みた椎茸や高野豆腐、そして鶏の八幡巻。どれもやさしい味付けで、ほっとする美味しさです。さらに、ふんわりとしただし巻き玉子、ソラ豆、海老、そして鶏のつくねも入っていて、バランスの取れたおかずのラインナップでした。
その他
口直しにぴったりな酢の物や、箸休めに嬉しい柴漬けも添えられています。こうした小さな副菜があると、食べ進める楽しさが増しますね。
桜餅
食後のデザートには、春らしい桜餅。桜の葉に包まれた優しいピンク色の餅は、ほのかな塩味と甘さのバランスが絶妙。最後まで春の味覚を満喫できました。
春を感じる華やかな「春膳」、旅のお供におすすめです!