今回は青春18きっぷを使って、高崎駅から宮内駅(長岡駅)まで上越線に乗車しました。
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高崎駅
高崎駅まで16:03着の4828Yに乗車。ちょうど向かいのホームに、これから乗車する上越線の列車が停車していました。
少し時間が空くので、ホームの自動販売機で缶コーヒーを買って珈琲ブレイク。
青春18きっぷの旅には、乗り継ぎ待ち時間をうまく使うのがポイント。グーっと背伸びて、身体をほぐしました。
高崎駅から水上駅までの車窓
高崎駅16:34発の水上駅行き741Mに乗車します。
乗客は通学利用の高校生主体。あとリュックを背負った青春18きっぷ利用と思われる方。次の高崎問屋町駅でも、まとまって高校生が乗車。新一年生らしく、学用品が入った大きな袋を手に持った人を多く見かけました。
新前橋駅の近くでは、高崎車両センターに並ぶ車両が見えます。211系、E231系、やまどり等。この駅からも高校生が多く乗車しました。
車窓に、夕陽に照らされて浮かび上がった、独特な稜線を描く山並み。この光景を見ると、群馬県に来たなって思います。八木原駅でまとまった下車あり。
渋川駅では乗車下車とも多く、乗り合わせた高校生同士が声を掛け合います。恐らく地元や出身中学が同じなのかな。
吾妻線との分岐点付近で、釜印の看板が見える。ここは群馬製粉さんの本社工場らしい。渋川から敷島まで、強風の為3分遅延。高い場所に架かる橋梁付近など、一部区間で速度を落として運転されました。警笛が鳴ったのを合図に、通常の速度に戻った様子。
桜並木が目に留まった津久田駅。ここから鉄橋が続き、蛇行する利根川と共に列車は北上します。
この日は、春の陽気から一転して花冷え。桜にとっては辛い日となりました。夕陽に照らされた花びらは、赤ちゃんのほっぺのようかな。
沼田駅のホームには、赤地に六文銭が描かれた「真田の里 上州沼田」ののぼりがはためきます。ここでまとまった下車あり、車内はかなり空席が目立つようになりました。続く後閑駅も下車される方多いようです。上牧温泉最寄り駅の上牧駅を出ると、ついに雪が降り出す。川辺の桜を気遣います。
次はこの列車の終点・水上駅。遅延を取り戻し、定刻17:38に到着しました。
水上駅
向かい側のホームには、これから乗車する長岡駅行き1747Mが停車中。乗り継いだ人は私を含め10名ほどでした。
水上駅から長岡駅までの車窓
水上駅を出発した列車は、雨に雪が混じる空模様の下を利根川に沿って走ります。今シーズン営業終了の看板が見えたのは、奥利根スノーパーク。トンネルに入って湯檜曽駅に到着しました。
次に停車した土合駅の先で、県境を越えて新潟県へ入ります。トンネルを抜けて土樽駅でおひとり下車。群馬県側から一転、駅周囲にはかなり雪が残っていました。これこそ「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」。
越後中里駅では、ホームの消雪パイプから水が吹き上げていました。25分停車した越後湯沢駅から先、車窓は夜に。越後川口駅付近で信濃川に合流する、魚野川沿いを走行しているのですが、目視では分からず。
六日町駅で高校生がまとまって乗車。小千谷駅の次は、長岡市内へ入り、越後滝谷駅です。信越線と合流して、宮内駅に到着。次は、この列車の終点・長岡駅です。
青春18きっぷで県境を越える
青春18きっぷの旅では、普通列車の運転本数が少ない県境区間をどうやって克服するかがポイント。
上越線では、水上駅~越後中里駅で土休日や期間を限定で運転される列車があります。下りを例に挙げると、この列車が運転されない日は、水上駅13:40発の後、17:50発まで実に4時間の運転間隔があきます。高崎駅~水上駅は概ね一時間に一本は運行されているので、時間のロスが大きい。これを克服する為、青春18きっぷ愛用者の方々の間では「ワープ」を試みることが多いです。
ワープとは、青春18きっぷでは乗車できない新幹線や特急列車、他社線、バス等に「追加料金」を払って乗車して先を急ぐこと。
上越線では、並行して走る「上越新幹線」の利用が考えられます。そこで目を付けたのが、上牧駅~上毛高原駅を結ぶ関越交通さんの路線バス。日中は概ね一時間に一本は運行されています。例えば、高崎駅13:03発の735Mに乗車すると、上牧駅に14:07に到着。14:26発のバスに乗り換えると、上毛高原駅に14:40着。14:46発のとき323号(越後湯沢駅14:59着)又は15:45発のとき325号(越後湯沢駅15:58着)に乗車することがえできます。越後湯沢駅での上越線の接続もよく、最大4時間早く長岡駅に到着。追加代金は、路線バスの運賃390円と上越新幹線1740円(自由席特急券880円・乗車券880円)の計2120円です。