国道47号線高屋道路の建設工事に伴って、2022年5月14日から長期運休する陸羽西線。代わってバスによる代行輸送が始まりました。今回は初日の14日に清川駅から酒田駅まで、翌15日に新庄駅から清川駅まで同じ169便に乗車した際の模様をレポートします。
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清川駅
国道47号線の清川橋付近から集落へ入ってすぐ右側にある「清川駅」。
駅舎・待合室までは入ることができますが、ホームへは立入禁止のロープが張られていました。代行バスは駅前ロータリーまで乗り入れます。
169便は清川駅15:15発。ここからは私1名が乗車しました。ざっと見たところここまで10名ほど乗車されている模様。
清川駅から酒田駅まで
清川駅を出発したバスは国道47号線を走り、東興野の交差点から狩川へ向かいます。吉田堰の上を通って集落を過ぎると、両サイドに田んぼが広がりました。再び集落に入って右折。ここは狩川駅前通りです。突き当たった場所に狩川駅がありました。
真新しい駅舎の目に広がるアスファルトで舗装された場所に停車。ここでキャリーケースを下げたお二人が下車されました。
狩川駅を出発したバスは先ほどの交差点まで戻り、正面に上野書店を見ながら右折。西興野の交差点から国道47号線に入りました。南野交差点を左折して、余目第四まちづくりセンターへ。ここが代行バスの南野駅になっています。15:33着。ここでは誰も乗車・下車されませんでした。
国道47号線に戻って余目駅方面へ向かいます。廻館の大ケヤキを見て、余目バイパス入口で右折。羽越本線を陸橋で渡って、余目の町の中心部へ。15:44に余目駅前に到着しました。ここで4名下車。バスの出入口に係りの方が立ち、鶴岡方面への乗り換えを案内されていました。該当列車は16:04発新潟行き特急いなほ12号だな。
余目駅を出発したバスは先ほど来た道を戻って右折。次の交差点で右折して羽越本線の下をくぐります。次の交差点を左折して、庄内こばえちゃラインへ。平岡簡易郵便局そばに設置された北余目駅バス停と、交通整理の警備員の姿が見えました。15:33到着・乗車下車共になし。
最上川を渡って酒田市砂越地区の中心部へ。次の交差点で左折。陸橋で羽越本線を渡って砂越駅に15:59到着しました。乗車下車共になし。
余目酒田道路を酒田の中心部へ向かいます。ホームセンターチャンピオン酒田店そばに置かれた東酒田駅のバス停。すぐ横には庄内交通さんの四ツ興屋バス停が立っていました。16:07到着・乗車下車なし。
男山八幡神社がある交差点で右折。新井田川を渡りました。住宅地を抜けると、左に月のホテル、左に酒田駅を見て、代行バス・酒田駅のバス停に到着しました。
酒田駅
酒田駅で下車したのは、私を含め5人。その中のおひとりは、顔見知りの記者さんでした。お話を伺うと今日、取材で酒田から新庄まで往復されたとのこと。
新庄駅から清川駅へ
翌日は清川駅から新庄駅まで往復。帰りは昨日乗車した169便に乗車します。
新庄駅から乗車したのは私を含め5名。
駅前通りを走って、県道34号線へ。車窓には菓子の深田さんや叶内冷菓さん、菓子工房ナガサワさん等お菓子屋さんが続きます。「新庄のお菓子街道」と呼びたくなりました。そしてとりもつラーメン梅屋さん。やがて田んぼを挟んで陸羽西線の線路が見えてきます。下馬踏切を渡りました。住宅地の中にある升形駅バス停14:26到着。おひとり乗車。
トンネルを抜けて14:32に羽前前波駅到着。乗車なし。14:38出発。鮭川を渡って少し進むと上り新庄行きバスとすれ違いました。セブンイレブン横の津谷駅を出発すると、小さなお子さんがバスに手を振ってくれました。こちらも振り返します。
新庄古口道路に入って最上川を渡り、戸沢藩船番所前を通り過ぎると、間もなく古口駅に到着します。駅舎内にお手洗いがあるので、行かれる方はどうぞと案内が入りました。ここから1名乗車。
このあたりから清川駅手前の東雲橋付近まで、車窓に最上川を眺めることができます。15:03高屋駅到着するも乗車無し。さみだれ大堰手前のトンネルの中で、戸沢村から庄内町へ入りました。
御殿林や最上川と合流する立谷沢川、陸羽西線の立谷沢鉄橋を見ているうちに、バスは清川の中心部を駆け抜けて、清川駅に到着しました。
無人駅から乗車した場合の精算方法
清川駅のように「無人駅で券売機のない駅」から乗車した場合、乗車証明書を持って駅の窓口で精算とのこと。酒田駅では改札で支払いました。新庄駅から陸羽西線代行バスに乗車の際は、券売機で切符を購入します。
陸羽西線・代行バスの運行情報
陸羽西線・代行バスの運行情報は、「BusGO!バスロケーションシステム」で確認することができます。
陸羽西線・代行バスの運行バス会社
2日間で出会ったのは乗車した山交バスさんの他、JRバス東北さん、松山観光バスさんでした。