「レボン快哉湯(rebon Kaisaiyu)」さんは、昭和3年(1928)に建てられて平成28年(2016)まで営業されていた、銭湯・快哉湯(かいさいゆ)の建物をリノベーション。現在はカフェとオフィスとして利用されています。その建物の様子に興味を持って訪れることにしました。
Table of Contents
レボン快哉湯へのアクセス
レボン快哉湯さんの最寄り駅は、東京メトロ日比谷線の下谷駅。4番出口から歩いて数分で到着します。また、都営バスの入谷鬼子母神前やJR山手線の鶯谷駅からも徒歩圏内。
レボン快哉湯の外観
レボン快哉湯さんを目の前に見ると、建物からジンジンと伝わってくる存在感に圧倒されました。じっくり観察ながら撮影した後、中に入ります。
レボン快哉湯の内部
傘入れに靴箱。今も銭湯として営業していても不思議ではない状態に見えます。靴を脱いで靴箱へ。
入口は女湯から。えっ!ちょっとドキドキしました。
カフェエリア
入って右手にカフェの厨房とカウンター席。
左は番台を境してふたつの女湯・男湯の脱衣場をカフェのテーブル席に。
お店の方に案内されて、男湯のテーブル席を利用しました。こちらのエリアには、二人掛けのテーブルが4卓。
これは珈琲焙煎の機械かな。
レボン快哉湯のメニュー
キウイ&コスタリカ
今回はカフェ&アイスクリームのマリアージュメニューの中から「キウイ&コスタリカ(980円)」をオーダー。その際、お店の方からコーヒーはホットかアイス選べるとのことでしたので、アイスでいただきました。
キウイの酸味がアイスクリームでまろやかになっている印象。アイスコーヒーにもよく合います。
抹茶オレ
2度目の訪問の際にいただいたのが、「抹茶オレ(600円)」は一杯ごと丁寧に抹茶をたてて作られています。アイスでいただきましたが、ホットもあります。
休日の午後は特に大勢の方がお越しになるそうで、ゆったりと過ごしたい方には平日の訪問をオススメします。
オフィスエリア
大浴場だった場所は、山形県新庄市に本社がある株式会社ヤマムラさんがサテライトオフィスに利用されているそうです。
第一印象は、まるでテレビドラマ「HERO」のセットのようだな。こんな場所で仕事ができたらいいなぁと思いました。
男湯の壁に描かれていた富士山、女湯の壁には北海道・大沼公園が目の前に広がります。
見上げれば、高い天井。周囲には書籍が並びます。
レボン快哉湯(rebon Kaisaiyu)からの帰り道
銭湯が生まれ変わってオフィスやカフェとして利用、とても斬新なアイデアだなと思いました。リノベーションは、その建物の良さを活かしつつ、現在の生活にマッチしたカタチにするのが難しいと考えています。建物の保存を重視すると使い勝手がよくなかったり、逆にまるっきり変えてしまうと建物が培ってきた存在感が薄れてしまうような感じ。そういった意味では、今のレボン快哉湯さんはいいカタチなんじゃないかなと思います。
あとはどうて末永く愛される場所になるか。まずは都内在住の方へ、次は日本各地へ、そしてインバウンド需要が戻ってきたときは世界へ…と広がる中で、絶えず人が訪れる「レボン快哉湯」さんになるんだろうなと思います。それは銭湯だった時代を思い出すような賑わいに。
レボン快哉湯(rebon Kaisaiyu)の基本情報
住所:東京都台東区下谷2-17-11
https://kaisaiyu.com/about/
https://www.instagram.com/rebon_kaisaiyu/