三軒茶屋駅から下高井戸駅の間5kmを結ぶ東急世田谷線。2両編成の電車が行き交う沿線には、招き猫伝説が残る豪徳寺をはじめとして見どころが満載です。今回は、三軒茶屋駅から旅を始めて、途中下車と駅周辺の街歩きを楽しみながら、全線乗車を目指します。
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三軒茶屋駅 東急田園都市線乗換の際に 楽釜製麺所 三軒茶屋直売店
東急田園都市線から東急世田谷線への乗換は、地下ホームから一旦改札口を出て、連絡通路を歩き、地上へあがります。街歩きを始める前に立ち寄ったのが、駅前にある「楽釜製麺所 三軒茶屋直売店」都内に6店舗ある讃岐うどんのセルフチェーン店。駅そばのように手軽な料金で美味しいうどんがいただけるので人気があるようです。
今回注文したのは「釜玉うどん(350円)」卵の黄身から円を広げるように描きながら、ネギや生姜、醤油と混ぜ合わせます。もっちりしたうどんとねっとりとした半熟状の卵がいいハーモニーを奏でます。お値打な一杯だと思います。
東急世田谷線の旅に便利な切符 世田谷線散策きっぷ
東急世田谷線は、乗車区間に関係なく運賃は150円均一。PASMOやSuicaといった交通系ICカードが使えます。何度も乗り降りをされる方には、三軒茶屋〜下高井戸間が1日乗り放題の世田谷線散策きっぷ(330円)がオススメ。発売個所は、三軒茶屋・上町・下高井戸の各駅。
乗車時に有人駅では駅員さんに、後は車掌さんに提示すればOK。車内でも多くの方が利用されているのを見かけました。
松陰神社 参拝の後に吉田松陰像や松下村塾を模した建物を見学
最初に下車したのは、三軒茶屋駅から3つめの松陰神社前駅。駅から続く松陰神社通りを見ながら松陰神社までやって来ました。
ここは、安政の大獄で処刑された吉田松陰が祀られています。大学入試センター試験が終わったところとあってか、受験生とその親御さんかな?とおもわれる人達が多い印象。
参拝の後は、松下村塾を再現された建物や吉田松陰像を見学します。
世田谷代官屋敷跡 都内23区で珍しい茅葺き屋根寄棟造りの主屋
続いて下車したのは上町駅。駅前を通る世田谷通りを渡り、民家の間を歩くと、ボロ市通りに出てきます。毎年1月15日・16日と12月15日・16日に開催されるボロ市は、天正6年(1578年)に設けれられた楽市に遡ることができる、歴史ある市。期間中は大勢の人々で賑わいます。ちなみに名前の由来は、草鞋の補強の為に用いられていたボロ布が盛んに販売されていたからと言われています。
このボロ市通り沿いで、時代劇のセットのような趣きのある表門があるのが「世田谷代官屋敷」彦根藩世田谷領の代官職を世襲した大場家の役宅です。
敷地の真ん中にある主屋から見学。土間にはボロ市の歴史を伝えるパネルがありました。屋内の様子を伺った後は、庭を歩いて郷土資料館へ。どちらも入場無料です。
玉電開通110周年記念 幸福の招き猫電車
上町駅から乗車した列車は、豪徳寺の招き猫デザインにラッピングされた幸福の招き猫電車。2018年3月末まで運行予定だそうです。
外観だけでなく、車内にも招き猫が。吊り革や床の足跡も要チェックです。
菅原神社 智恵を授かる神牛
終点の下高井戸駅から歩いて訪れたのは、菅原神社。
境内には撫でると智恵を授かると言われる神牛が祀られています。
東急世田谷線街歩き情報
松陰神社
住所:東京都世田谷区若林4-35-1
世田谷線松陰神社前駅から徒歩約3分
https://www.shoinjinja.org/
https://twitter.com/shoinjinja/
世田谷代官屋敷跡
住所:東京都世田谷区世田谷1-29-18
世田谷線上町駅から徒歩約4分