2019年3月23日からJR山田線の釜石駅~宮古駅間が復旧、新たに「三陸鉄道リアス線(盛駅~久慈駅)」の一部として運行を始めました。今回は、釜石駅から宮古駅まで乗車した際の模様をレポートします。
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三陸鉄道のあゆみ(東日本大震災後)
2011年3月11日に発生した東日本大震災で、沿線の町と共に大きな被害が出た三陸鉄道。旧南リアス線(盛駅~釜石駅)、旧北リアス線(宮古~久慈駅)が、2014年4月に全線で運行再開しました。そして、2019年3月にJR山田線(釜石駅~宮古駅)の運行がJR東日本から三陸鉄道に経営移管、三陸鉄道リアス線(盛駅~久慈駅)誕生しました。
釜石駅
大勢の方が乗車してきたJR釜石線から乗り換え。三陸鉄道の宮古行き2両編成の列車は、お立ちの方も多い混雑具合。繁忙期は終点まで立ちっぱなし覚悟の必要がありそうです。
釜石駅~宮古駅の車窓
JR釜石線のSL銀河号と同時に釜石駅を出発。しばし二つの列車は並走し、お互いの車内から撮影している様子が、名物光景になるんでしょうね。
甲子川を渡り釜石線と分かれた後、右へ大きくカーブ。やがて両石湾が見えて、最初の停車駅・両石駅に到着しました。続く鵜住居駅は、島式ホームの駅。上り列車と行き違い。周辺に新しい住宅が多く、近くには、ラグビーワールドカップ2019の会場の一つとなる「釜石鵜住居復興スタジアム」があります。
防波堤が続き大槌湾を望むうちに、トンネルが2つ。列車は大槌駅に到着しました。この駅は島式ホーム。トンネルを通って吉里吉里駅は片側ホーム。続く浪板海岸駅には、津波到達の碑。この辺りは車窓に見える海岸ビューにしばし見惚れる。次の岩手船越駅は、本州最東端の駅。
鯨と海の科学館見て、トンネルを出て湾を眺め、またトンネル…で織笠駅に到着。
住宅地や高層マンションも見える陸中山田駅は相対式ホーム。列車は海と別れて山間部へ。豊間根駅、払川駅と片側ホームの駅が続きます。
津軽石駅を出ると、久しぶりに湾を望みます。今回の三陸鉄道へ経営移管されたの際に新設された八木沢・宮古短大駅を出ると、次は磯鶏駅。トンネルを出ると、閉伊川を渡って宮古駅に到着です。
宮古駅
待ち時間を使って一旦改札外へ。三陸宮古ラーメンをいただきました。