今回訪れたのは、嘉義市内にある台湾花磚博物館(台湾タイル博物館)この旅の出発前、偶然にも館長の徐嘉彬さんが、日本経済新聞の文化面に寄稿された記事を拝読。和製マジョリカタイルに惹かれた徐さんが、お仲間と取り壊される古民家からタイルを回収されたエピソードを知って、興味津々やって来ました。
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和製マジョリカタイルとは
さてこの「和製マジョリカタイル」って何かわかりますか?記事やパンフレットによると、スペインのマヨルカ島を中継して流通したことから、その名前の起源といわれているそう。和製マジョリカタイルは、明治時代に日本の職人さんたちがその美しさに惹かれて、国産化に尽力、大正時代から昭和初期にかけて量産化と共に海外へ輸出されるまでになりました。もちろんここ台湾へも輸出された和製マジョリカタイル。台湾の職人さん達による台湾的カルチャーテーストが加わる進化を遂げ、更に広く普及していきました。水回りで多く使われた日本と違い、台湾では屋根や家具の装飾に用いられた。
台湾花磚博物館への行き方
出発は台鐵嘉義站から。駅前を通る林森西路を阿里山鉄道北門方面へ向かって歩きます。やがてモダンな洋館が見えてきました。ここまで約10分ほど。台湾花磚博物館は、日本統治時代の材木店だった建物をリノベーション。
入館料を支払うと、チケットと一緒にタイルをデザインしたカードをいただきました。表面を触れてみると、線の凹凸でデザインを手から感じることができます。
台湾花磚博物館の館内
まず目を惹くのが、天井まで壁いっぱいに飾られたマジョリカタイル。
扉や天板にマジョリカタイルがはめ込まれた家具もあります。
2階へ続く階段にもマジョリカタイルが。
こちらは寝室になっているようで、バスルーム とロフトもありました。
自分用にステッカー(30台湾ドル)を記念に購入して、台湾花磚博物館を後にしました。
台湾花磚博物館の基本情報
住所:台湾嘉義市林森西路282號
電話番号:05-227-9597
開館時間 10:00-12:00 14:00-17:00 ※月-火曜定休日
入館料:50台湾ドル