国営ひたち海浜公園で見ごろを迎えたネモフィラを観た後、どこかで途中下車してみたくなり、ひたちなか海浜鉄道の那珂湊駅へやって来ました。時計の針は13時を回ったところ。お昼ごはんを食べることにします。
改札口で配布されていたのは、乗車証明書。これを湊線沿線のお店や旅館などで提示すると、オリジナルのサービスを受けることができます。一緒にいただいた観光マップを片手に街歩きに出かけます。
お目当ては「那珂湊焼きそば」50年以上前から漁師町で生まれ愛されているご当地グルメ。ひたちなか市内にある、わたなべ製麺所さんが作られる麺を使った焼きそばです。その手延べせいろ蒸し麺の持ち味は、口にした際に印象的なモチモチの食感にあります。
向かったのは、駅から歩いて5分ほどの「中華料理 龍園」さん。店内に入ると円卓が並び、奥には座敷席もあります。地元の人達が大勢いらっしゃっており、とても賑やか。休日ということもあり、ビールを酌み交わしながら、子育て談義に花が咲いていました。私も飲みたい誘惑に駆られたのですが、すぐ顔に出てしまうので、ここは我慢…
お冷を持ってきていただいた叔母さんに、表ののぼりを見たんですけど…と声をかけて、「焼きそば」を注文しました。スポーツ新聞を見ながら出来上がりを待っている間に、厨房から豪快に焼き上げる中華鍋の音が聞こえてきます。これは期待大。持ってきたきていただいたのがこちら。最初に添えられたスープをひとくち啜りました。これは焼きそばに合うぞ!
中濃ソースがモチモチの麺によく絡み、唇を滑るように通過していきます。
また、キャベツやもやしのシャキシャキ感に、刻み海苔の風味も加わって、箸が進むすすむ。あっという間に完食。白ごはんを頼めばよかったな…と後悔しつつ…ご馳走様でした。今度は食べ歩きしたい、那珂湊焼きそばです。
【旅のメモ】
中華料理 龍園
住所:茨城県ひたちなか市釈迦町6-19
電話番号:029-263-2218
※ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅から徒歩約5分