津軽鉄道 五所川原駅から津軽中里駅 20.7km乗車記 ストーブ列車 金木駅 芦野公園駅で下車

五所川原駅から津軽中里駅まで、営業キロ20.7kmを結ぶ津軽鉄道。沿線には、立佞武多の館や太宰治記念館「斜陽館」、津軽三味線会館など見どころが沢山あります。また、毎年12月から3月にかけて運行されるストーブ列車も大人気。津軽地方・冬の旅の風物詩となっています。今回は全線乗車と沿線の観光を楽しみたいと思います。

五所川原駅 リゾートしらかみから津軽鉄道へ乗換

五所川原駅までは、JR五能線を走るリゾートしらかみ2号に乗車。9時27分に到着後、9時35分に出発する津軽中里行き列車に乗車します。JRと津軽鉄道は駅舎は別ですが、跨線橋で繋がっており、五能線のホームから津軽鉄道のホームへ直接行くことができます。この際、きっぷは車掌さん又はアテンダントさんから購入。

メロス牽引 ストーブ列車

津軽五所川原駅から金木駅まで乗車したのは、ストーブ列車。このストーブ列車には、機関車に牽引された客車2両に気動車1両といった編成の他、気動車メロスが客車1両を牽引する編成があります。日によって運転される編成は異なり、今回はメロス牽引。運転計画については、津軽鉄道のSNSで発信されているので、事前にチェックされると便利です。なお、ストーブ列車の乗車には、乗車券の他にストーブ列車券(400円)が必要。

津軽鉄道

ストーブ列車の客車は、クラッシックな雰囲気。ボックスシートが並び、車両の前後にストーブが設置されています。

ストーブ列車

車内では車掌さんの他にアテンダントさんが乗務されており、ストーブ列車の記念グッズなど車内販売も実施。オススメはスルメイカ(500円)だるまストーブで焼いてもらい、熱々をいただきました。酒の肴にもピッタリ。

金木駅から街歩き 太宰治記念館「斜陽館」

金木駅で下車した後、駅前通りを5分くらい歩いてやって来たのは、太宰治記念館「斜陽館」作家・太宰治の生家です。2階建の外観は和風建築ですが、中には洋間や金融執務室など19の部屋や米蔵があります。

斜陽館

文庫展示室には、太宰治直筆の原稿や愛用二重廻し(マント)、著書などを展示。冬場は暖房はついていますが、床の冷たさがジンジン伝わってくるので、靴下2枚履いた方がいいかも。

芦野公園駅 赤い屋根の喫茶店「駅舎」

金木駅からひと駅先の芦野公園駅へやって来ました。春は桜の名所として大勢の観光客が訪れますが、雪が積もった今の季節は少ないようで、下車したのは私ひとり。お目当は今の駅舎の隣接する旧駅舎を使った、赤い屋根の喫茶店「駅舎」太宰治の小説「津軽」にも、この駅が登場します。今回私が訪れるきっかけになったのは、NHK-BSで不定期に放送されている番組「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」だったのですが。

赤い屋根の喫茶店 駅舎

店内は駅の窓口や駅長室・手小荷物取扱所の看板など駅全盛期の品々が飾られ、クラシカルで柔らかい雰囲気。ちょうどお昼時だったので「激馬かなぎカレー(¥830)」

激馬かなぎカレー

食後にりんごジャムーン珈琲(400円)」をいただきました。時間を持て余すかと思っていたのですが、店内備え付けの本を読んだりとのんびりと過ごすことができました。

芦野公園駅から津軽中里駅へ

この旅の最終ランナー津軽中里駅行き第7列車に乗車。ちょうどアテンダントさんが乗務されており、あれこれお話を伺うことができました。今は特に香港や台湾からのお客様の利用が多いのだそうです。また、この先、津軽中里駅から奥津軽いまべつ駅へ向かうのですが、バスの半額補助が出る施策をされていると聞き、利用させていただきました。

一面雪景色の中をのんびり走る列車に揺られていると、都会で忙しない毎日を過ごしているのとは違った時間の流れに浸かっているように感じました。小さな旅でしたが、リフレッシュすることができました。

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