京の冬の旅 非公開文化財特別公開めぐりその1 相国寺 長徳院 岸派の水墨障壁画を鑑賞

週末京都でのイベントに参加する合間の時間を使い、折角なのでちょっと街歩きを楽しみました。普段見ることができない非公開文化財が特別に公開される「京の冬の旅」は、毎年色々なテーマで開催されます。50回目の今年のテーマは「禅ーZENー~禅寺の美 日本文化の美~」と題して16箇所がラインナップ。時間の都合で、その内の2箇所をめぐることにしました。

出発地はJR京都駅。地下に降りて市内を南北に貫く地下鉄烏丸線に乗車しました。車内は休日のお出かけを楽しむ人たちで大賑わい。途中の四条烏丸駅で多勢の人が降りられます。私はその更に2駅先の今出川駅で下車。1番出口から地上に上がると、同志社大学の赤煉瓦造りのモダンな校舎が見えました。そこから右手へ上立売通を歩き、相国寺の境内へと入ります。

相国寺は臨済宗相国寺派の総本山。あの金閣寺(鹿苑寺)や銀閣寺(慈照寺)などを山外塔頭にもっています。そこから奥へと進んで、たどり着いたのが「長徳院」足利義量の菩提寺です。受付で入場料(600円)を支払い中へ。ちょうどガイドさんの案内が始まったところだったので、お仲間に入れていただきました。

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入ってすぐは「礼の間」ここは応接室にあたり、襖絵には水辺虎図が描かれています。また、真ん中の「室中の間」は中国の山水画、奥の「檀那の間」は波涛鷲図で、いずれも岸連山の作品です。

室中の間に掲げられた額は、朝鮮通信使によるものと言われています。

座敷に対する庭園は、三段の石積みの壁があります。これは奥にある墓地の目隠し。

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今回公開されたのは、寄付をいただいて再建した際の義務だそうで、今後は拝観できなくなることもあるそです。ぐるっと一周して長徳院をあとにしました。

つづく

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