湯沢 佐藤養助湯沢店 受け継がれた伝統と技法 初めて食べた稲庭うどんに驚いた!

JR湯沢駅の駅舎を出ると、パラパラと雨が降りだしました。急がないと…営業時間終了まで1時間を切っていることもあり、駅前から続く商店街を早足で。自転車に乗った子供たちがやって来た方向へ曲がると、このあたりが街のメインストリートのようです。キョロキョロしていると、銀行の向かい側に見つけました。まだ暖簾がかかっている、良かった…食べることができそうだ。ここまで来てダメでしたでは、ペコペコのお腹がぐーぐー泣いてしまいます。

ドアを開けたお店は「佐藤養助湯沢店」さん。稲庭うどんを調べると必ず目にする老舗。門外不出、一子相伝の技と伝統を代々受け継がれてきました。秋田県内各地はもちろん、東京や海外にも出店されています。湯沢市内には、ここの他に総本店と養心館がありますが、両方ともに駅から離れているので、私には湯沢店さんが最適なロケーションです。

実は私にとって湯沢稲庭うどんには、特別な感慨があります。旅行会社でJR券の手配している際、よくこの湯沢に出張されているお得意様がいらっしゃいました。その方は、製麺所で使われている機械を製造されいる会社を営んでおり、納品された機械のメンテナンスに行かれているとのこと。私の地元は手延べ素麺の産地なので、そういった需要があるのですが、なぜ秋田に?と思っていました。その答えが稲庭うどんだったのです。

さて、店内は、入って左手に商品が並ぶ直売ゾーン、右手にお座敷、真ん中にテーブル席になっていました。席についてメニューを見せていただきます。気になるうどんがいっぱい載っているのですが、この日は蒸し暑かったので冷たい麺、塩分補給を兼ねて濃いめのつけ汁がいいなぁと思って↓

「温玉肉味噌つけうどん(1,080円)」をオーダー。まずは箸でうどんをとってそのままで。お〜平たく細身な麺から想像できないコシとツルツル感。そして喉ごし…何処と無く透明感があり、冷麺のような感覚も。続いて、つけ汁に軽く浸していただきます。濃厚で甘めの赤味噌にちょこっと崩した温玉、ひき肉を絡めると、初めての味わい。後をひくのは柚子の香り。ちょっと濃いなかと思ったので、次はダシを加えると柔らかくなってきました。

食べ終わった時には、既に閉店時間の3時を回っていましたが、イヤな顔されず気持ち良く送り出していただきました。ゆったりとした街の雰囲気もいい感じだし、また食べにきたいです。

【食べ歩きに便利なサイト】

旅行口コミサイトTripAdvisor (トリップアドバイザー)

【食べ歩きメモ】

佐藤養助湯沢店

住所:秋田県湯沢市大町1-2-26鈴木ビル

営業時間 11:00-15:00 ※水曜 年末年始お休み

iPadから送信

Follow me!