ヤンゴン環状線 ヤンゴン中央駅からAhlone Road駅まで乗車記

ヤンゴン環状線(Myobat Yathar)は、全長45.9kmを約3時間かけて一周する路線です。今回はヤンゴン中央駅からヤンゴン環状線に乗車して、滞在しているホテルから近いAhlone Road駅へ向かいます。

ホテルからタクシーでヤンゴン中央駅へ

まだ真っ暗な早朝。目覚まし時計のベルより先に起き、出発準備して部屋を出ました。時計の針は朝5時前…今回宿泊したユザナホテルの前を通るSHWE GONE DINE ROADは、昼夜を問わず車の行き来きがあるので、流しのタクシーを拾えるだろう…と思って外へ。案の定、程なくタクシーをつかまえることができました。

お借りした「旅の指さし会話帳」を使って行き先を告げると、わかったと頷いてくれました。ちょっとひと安心。続いて、料金を確認すると、3,000チャットとのこと。事前に聞いていた相場の料金だったので、OKサインを出して乗り込みました。

開け放たれた窓から、ひんやり心地よい風が入ってきます。ライトアップされて月のように幻想的に輝くシュエダゴン・パゴダが見えた時、感動しましたが、シャッターチャンスを逃してしまいました。

ヤンゴン中央駅

やがてヤンゴン中央駅に到着。

ヤンゴン中央駅

お城のような塔が4つ並ぶ伝統的なビルマ建築様式の現在の駅舎は、1954年に完成しました。タクシーを降りて、中へ入ってみます。長距離列車の多くは、早朝に出発するそうで、大きな荷物を持った人々で驚くほど賑わっていました。

ヤンゴン中央駅

どこか撮影できそうな場所はないかなぁ…と1回外へ出て目にした陸橋へ向かいます。

ヤンゴン中央駅

ヤンゴン中央駅

列車が見える場所を探してウロウロしてみたのですが、どこもイマイチ。外での撮影は諦めて、駅構内へ戻って切符を購入することにしました。

ミャンマー国鉄 ヤンゴン中央駅でヤンゴン環状線の切符を購入

手に入れた切符を眺めながら出発を待っていると、反対側のホームに列車が入線してきました。

ヤンゴン環状線のキハ40系

ミャンマー国鉄

最初気付かなかったのですが、元JR北海道で活躍したキハ40とキハ48気動車であることが判明。駆けよって車両を見学しました。

ミャンマー国鉄

全体的にミャンマー仕様にラッピングされていますが、運転台の下部に残るライトグリーンとブルーの帯で判別できました。

ヤンゴン環状線のキハ181系

続いて、これから私が乗車する列車が入線。こちらは元JR西日本キハ181系気動車でした。先頭車は引退前に活躍していた時のJR西日本オリジナルカラー。

ミャンマー国鉄

最後尾のキハ181-49は、「Gold Roast COFFEE MIX」の全面ラッピング広告が施されていました。

ミャンマー国鉄

車内に入ると、ビニールレザーのカバーが付いたリクライニングシートが並びます。

ミャンマー国鉄

広告もJR西日本のもの。

ミャンマー国鉄

ヤンゴン環状線の旅

列車はゆっくりとヤンゴン中央駅を出発。意外にも全区間複線化されていました。日本では特急列車として活躍した、キハ181系気動車のエンジンの本領発揮とはいかず、ゆっくりと走行します。線路の状態があまりよくないので、そろりそろりと。線路を草が覆っている場所も多く、まるで緑のじゅうたんの上を走っているようです。

Ahlone Road駅に到着すると、一緒に降りた人たちが歩く方へついていきました。階段を上がったところが、駅名になっているAhlone Road。タクシーを拾ってホテルへ戻りました。

ヤンゴン環状線の旅に便利なサイト

西船junctionどっと混む:Pierre2427さまが運営され、アジアをはじめ各地を走る鉄道情報を詳細に記載されておられます。

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